三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

どうあるべきか?「緩和ケア」!

2005年12月25日 05時49分52秒 | 社会、政治、三重県、議員
 この冬一番の寒波!とか何十年ぶりの積雪!などのニュースが流れると、決まって「お葬式」が増える。私どもの家業の経験則から言っても、急に暑くなったり、寒くなったりすると「エアコン」の効いた「病室」に居られるので、直接は関係ないだろうと考えるんですが、不思議に亡くなられる方が激増する。
 そんな法則通り、このところの「大寒波」の影響で、連日のように「お葬式」がある。親しい人やお世話になった人が「いなくなる」ことは、本当に寂しいもので、他人ですらこんな気持ちになるのですから、ご家族やご親族の方々は、一層、辛いものがあると思います。
 それだけに、「亡くなっていく人」が出来るだけ「安らか」に精神的にも肉体的にも「苦痛」の少ない「終末」を迎えていただきたいと願うのは当然の感情である。そんなことから、この「苦痛」を出来る限り「緩和」する「医療」が、今、注目を集めるようになって来ました。
 とりわけ「末期癌」で苦しんでおられる方々を対象に試行されている本県の「緩和ケア」は、これからの「医療行政」を考える上でも、極めて重要な分野であると思います。
 であるだけに、「議会」や「有識者」、「県民」の皆様と一緒になって「緩和ケア」は「どうあるべき」か?を、真剣にかつ広範囲に、そして慎重に議論すべきであるにもかかわらず、県病院事業庁は十分な議論をせず、既に決めている?「路線」をひた走りに走っているように見えるのは考えすぎでしょうか?
 今さら「公共関与の原則」を持ち出すまでもなく、「緩和ケア」を「県」が担うのか?それとも「民間」が担うのか?あるいは「公設民営」の手法を採るのか?など様々な選択肢がある中で、いつの間にか「県」が担うのが「当然」となっている。
 しかも「一志病院」で行うのか?それとも「都市部」で行うのか?の検討会答申の内容に関しても、「一志病院」派には「私どもが努力をして『一志病院』を加えて両論併記にしました」と説明し、「都市部」派には「一志病院派がうるさいので、形だけ付けて両論併記にしました」とそれぞれ違う解説をしている。
 そして現実には「来年度予算要望」の中に「津市内」での「設計調査」の金額・・・2億円余りを要求し、事実上、「津市内」での「新設」路線が既定のごとく進んでいる。本当にこのままでイイのだろうか?今一度、原点に立ち戻って「考える」必要があるのではないか?私はそう思います。
 論点は幾つかあると思いますが、第一番に、知事が言う「新しい時代の公」を県行政の基本とするならば、「緩和ケア」を「どこが担う」のか?をまず、検討すべきであると思います。そして、その次に、「担う主体」が明らかになれば、その「担う主体」と「県行政」の関係がどうあるべきか?どうあるのが「末期癌」で苦しんでおられる「患者」さんにとって、一番イイのか?を考えるべきと思います。
 こんな議論を抜きにして、既に巷では「県立看護大学の横」に建つそうだ!とか「看護連盟の横の県有地」が本命!などの話が飛び交っている。「緩和ケア」は一体、どこへ行ってしまったのか?
 もう一度、「医療行政の基本」に立ち返って、県民の見えるとこでの「議論」が必要なのではないでしょうか?一志病院の先生方の辞表提出、三重大医学部との関係など改めて「議論」しなければならない課題は山積しております。
 年明けの「議会」はこの冬一番の寒波襲来で大荒れか?それとも「年末年始」の「疲れ」で「冬眠」状態になるか?2月6日の「全員協議会」までが注目されます。
 


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1 コメント

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2005-12-25 20:27:26
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