三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

地域産業はいつになったら元気になるのか??

2006年05月25日 05時57分53秒 | 社会、政治、三重県、議員
 各種団体の総会が一斉に始まり、イロイロと出席をする機会が多い季節となった。昨日も地元商工会の総会。事務所で一仕事をしてから、久しぶりの快晴の下、遅れてはならじと車を走らせた。
 ザーアッと見渡すと、7~80人の会員さんの出席か?例年より少し顔ぶれが少ないような気がする。景気が上向いてきている!北勢地域は空前の工場進出ラッシュ!などと言われている割には、ナントナク全体に元気が感じられない。
 会長さんの挨拶などでも「景気回復の実感がない!」とか「中小零細企業の経営状況はまだまだ厳しい!」などの言葉が並び、上を向いていると報じられている各種経済指標と現実との大きな落差の存在を指摘する声が聞こえてくる。
 確かに桑名商工会議所が出した「景況調査報告」でも、従業員数が50人未満、25人未満の中小零細事業所での「景況感」は「総じて悪い!」との結果が出ている。やはり、今、世間で言われる「業種間格差」「企業間格差」「地域間格差」などがダンダンと広がりつつあるのだろうか? 
 昼過ぎから県の桑名庁舎で「平成18年度管内事務事業概要説明会」が開催され、出席をした。この「説明会」は桑員地区内の各事業事務所(警察も含む)が行う主な事業について県会議員にその内容を説明するために毎年、行っているもので、管内事業全体を把握する上で、また各事業に対する県の考え方や取り組み方向を知るためにも有意義なものである。
 担当者からソレゾレの事業について、多くの説明を受けたが、その中で、特に気になったのは昨年、議員提案条例として議決した「地域産業振興条例」を受けて本年度から新規で行う「地域産業振興方策策定支援事業」である。
 説明によると本年度は「製造業」を対象にした振興方策策定を支援するとしており、そのために既に設置されている「北勢地域経済振興会議」を活用して、議論を深めるとのことであるが、条例の趣旨はそれぞれの「地域特性」を活かして、一次産業から三次産業までの縦割りの壁を取り払い、地域の人たちと協働して「計画的」に振興方策を考えていくことであり、どうも少しずれているような感じがしてなりません。
 言い換えれば「条例」の趣旨が徹底していない!「条例」が出来たので、ナニかそれに見合ったメニューを考えなければならないから、トリアエズ、考えた!・・・ソンナ感じの事業内容になっている。本当にこんなことで「元気」が湧いてくるのだろうか?

 いくら「議会」が頑張っても、それを具体的に執行する側がその気にならないと、それこそ「仏作って、魂入れず」になってしまうのでは・・・???
 

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