三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

第二回定例会がおわりました

2005年06月28日 06時07分04秒 | Weblog
 副議長になって、初めての県議会定例会がおわりました。今回の定例会は補正予算が中心で、議案だけをみれば、そう大きなものはないが、これからの三重県政の将来を左右するいくつかの予兆が見られたと思います。その一つは、なんと言っても四日市・大矢知地区の全国最大規模と言われる産廃の不法投棄問題。これから内容を精査、分析をすることになるが、その結果いかんでは、県政の土台を揺るがす大問題に発展する可能性がある。
 二番目は大赤字を抱える県環境保全事業団の経営健全化問題。議長の下に、私的諮問機関「健全化検討会」が設けられたが、ここから出てくる健全化方針と県当局の方針が食い違ったとき、どう調整するのか?おそらく大激論になるのは必至と思われる。
 三番目は県民局再編問題。県民アンケートはおおむね賛成の方向が示されているが、最初に数ありきのボタンのかけ違いが今後、尾を引き、当局の思惑通りには進まないことが予想される。
 四つ目は「指定管理者」の問題。これからのスタートではあるが、予定通り、民間ノウハウの導入による収益性や効率性の向上が図られるのか?情報公開や県議会の関与など透明性を犠牲にしてまで、導入するのであればそれだけの成果がみられなければ、議会からの反発は逃れられないと考える。
 五つ目は、県議会最終日に起きた会派再編の動きである。この動きが前回の「自・無・公」分裂の余震なのか?それともこれからの更なる大激震への予兆なのか?評論家的に言えば、目を離せない期間がしばらく続くと思います。
 今年は梅雨とは思えない、真夏を思わせる炎天が連日、続いていますが、本当に暑い季節はこれからが本番、この夏、何が起きるか。都議選の情勢が心配です。