「私は必ずしも栄誉大権の復活によって"政治的天皇"が復活するとは信じません。問題は実に簡単なことで、現在の天皇も保持しておられる文官への栄誉授与権を武官へも横すべりさせるだけのことであり、又、自衛隊法の細則に規定されているとおり、天皇は儀仗を受けられるのが当然でありながら、一部宮内官僚の配慮によって、それすら忌避されているのを正道にもどすだけのことではありませんか。
いわゆるシヴィリアン・コントロールとは政府が軍事に対して財布の紐を締めるというだけの本旨にすぎないが、私は日本本来の姿は、文化(天皇)を以て軍事に栄誉を与えつつこれをコントロールすることであると考えます。」
「文化防衛論」三島由紀夫著
国民はいざという時、自衛隊にお世話になっているくせに普段は疎んじています。
このようなことで、テロによる襲撃や戦争になったとき自衛隊員は戦えるでしょうか。
しかしそれでも自衛隊員は戦うでしょう。
そのような自衛隊員を疎んじるのではなく、誇りを持ってもらうことが大切です。
国賓が来日された時、自衛隊への閲兵があります。これは何処の国でも国賓による軍隊の閲兵はあります。
しかし日本ではエスコート役の天皇陛下が閲兵をされません。国賓が一人で閲兵します。
普段から天皇陛下が自衛隊を閲兵する事を認めないような政治家やマスコミによってこのようなことになっています。
このような異常なことは早急に改める必要があります。
天皇陛下の閲兵や叙勲が行われれば自衛隊員の士気も全く違ったものになるでしょう。