一燈照隅

日本が好きな日本人です

国籍法改正案、今国会で成立の公算

2008年11月14日 | 時事問題
国籍法改正案、民主が賛成へ 今国会で成立の公算
 民主党は11日の法務部門会議で、日本人男性と外国人女性の間に生まれ、父親が出生後に認知した子に両親が結婚していなくても日本国籍の取得を認める国籍法改正案への賛成方針を確認した。政府提出の同改正案は、両親の結婚を国籍取得の条件とする国籍法の規定を違憲とした最高裁判決を踏まえた措置。民主党の賛成方針により、今国会で成立する公算が大きくなった。(11日 19:46 nikkei net)


どうやら国籍法が改悪されようとしているようです。
今年6月の最高裁判決に関連して今回の法案が出てきたようですが、国籍は国家の全ての面に関係してくる問題です。
その割にはこの法案は杜撰な点があるようです。
こういった法律案は一時的情緒が絡んでくることが多々あります。
現行の国籍法でも偽装して日本国籍を取得しようとする事件が起きているのに、今より国籍を取得しやすくするようでは犯罪者に手を貸しているようなものです。

偽装結婚し子供に国籍=「定住者」資格取得目的か-中国人の女ら逮捕・警視庁
 日本人の男と偽装結婚したとして、警視庁に逮捕、起訴された中国人の女が、中国人の男との間に生まれた子供を日本人の男の実子として届け出て、日本国籍を取得させていたことが27日、分かった。
 同庁組織犯罪対策1課は、子供に日本国籍を取らせることで、「定住者」などの在留資格取得を容易にし、日本で働き続けようとしたとみて捜査。こうしたケースが確認されたのは初めてという。(2008/10/27-13:05 時事ドットコム)


改正して良くなるのだったら結構ですが、閣議決定された法案はまさに改悪と言えます。まして、日本国籍に関する法案です。

しかしマスコミは、このような法案を何故報道しないのでしょうか。
定額給付金については、朝から晩まで馬鹿みたいに報道しまくっているのですが。

この法案を推しているのが公明党と言うのも胡散臭さを感じます。
国籍法改正案を了承
大口部会長らは「改正案には、わが党の要望がしっかりと反映されている。成立を急ぎたい」と話した。

国籍法改正案について、日本政策研究所に6月に出された最高裁判決から詳しく書かれています。
「これでよいのか?国籍法改正」