21日の
クローズアップ現代で非常に興味深い問題を取り上げていました。
副題は「“共働き社会”が壊れる ~女性の雇用危機~」
番組HPより引用。↓
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国内の女性労働者は現在、およそ2300万人。「共働き」の割合は、97年頃から「男性片働き」を逆転し、女性の収入が中流家庭を支える砦となってきただけに、影響は大きい。保育所不足も深刻だ。夫の収入減少を理由に求職する子育て女性が急増、待機児童が増えている。
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少子化は女性の社会進出が一因だのと言われた時期がありました。
今は晩婚化・非婚化だと言われています。
でも実際のところ、お金と意識の問題ではないかと思うのです。
・・・ここ数ヶ月の世界同時不況は少しおいといて。
身も蓋もない言い方ですが、安定した収入がなければ生めないし育てられません。
「女は結婚したら家庭に入れ」は早い話、男性が家事から解放されて仕事だけしたい、
という環境を望むからではないかと思います。
右肩上がりの経済成長を続けていた時代はそれでよかったのかもしれません。
でもモノが足りてきた成熟社会に突入した今は、価値観も当時とは異なっています。
女性も普通に働いて子どもを育てたい。
でも出産のためには産前産後休暇で仕事から離れる時期があります。
子どもの具合はいきなり悪くなります。その時に急に休みをとらざるをえないのは
母親、つまり女性です。
そうなると、「女は仕事に穴をあける、すぐに休む、だから役に立たない」という
方程式ができあがります。
そんなことはないと否定する男性もいるでしょうが、そういう意識をもつ職場環境は
まだまだ多数を占めると思います。
で、この不況。仕事がなくなり、ますます家計が苦しくなります。
(男性の)仕事がないのに、女の仕事の確保までかまってられるか、となるでしょう。
でも、番組でも紹介されていた家計に占める女性の収入の割合が増えている実態は
一体どう説明するんでしょうね。
国が発表する時の平均世帯はいまだに夫が働き妻は専業主婦というモデルです。
いい加減この意識変えませんか。
女性も普通に働ける社会のほうが出生率高くなると思うんですが。
あ、夜中まで働かないと回らないという仕事の仕方、男性にもよくないと思いますよ。
北欧は福祉先進国といわれますが、人口が少ないから女性も働く必要があり、
そのために育児などの社会保障を充実させる必要があったのです。
考え方も北欧タイプにしてみませんか。
政治家や企業トップの男性方。