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IT業界17年。60代になっても現役で頑張るおばちゃんがアレコレ綴ってるブログです。

これはアカン【新しい靴を買わなくちゃ】

2017-08-03 05:34:51 | Movie
暇に任せてWOWOWで映画ばっか見てることもあり、映画カテ作成しました。


さて、先日見た『新しい靴を買わなくちゃ』
2012年の作品で、中山美穂 向井理共演のラブストーリー(?)
『大人の女の胸キュン』を全面に押し出した作品であったような記憶。
全編フランス(パリ)ロケで、中山美穂と清潔感イケメンの代表とも言える向井理が共演・・・・
『オラオラお前ら(おそらくアラフォー?あたり?)こーゆーの好きだろ?的な?戦略臭がプンプンします(笑)


脚本、監督が北川悦吏子・・・・

えっ・・・えーーーー そーなの?
北川悦吏子監督ってどーなんよ。
と、いったん躊躇したものの、プロデュースが岩井俊二なんだから、まぁそこそこイケるだろと。

で、見たんですけどね・・・・
あかん
これはアカン
WOWOWだから良かったものの、お金出して映画館行ってたらまっちがいなく
『金返せ!』と思っただろうなと。
ていうか、私が今まで見た映画の中でも指折りの『アカン映画』じゃなかろーか。


何がアカンってね、脚本・監督北川悦吏子様
コレに尽きますな。
岩井俊二のプロデュース力を持ってしても、北川悦吏子の破壊力には勝てなかったと。
そーゆーことなのだと思います。
なんちゅーかねぇ・・・・映画ナメんなよマジで(笑)
メガホンなんて取るなよ!
ドラマの脚本だけ書いててください。
映画撮ろうだなんてほんまやめてくれー って感じ。


アオイのアパートで、年下イケメン(売れっ子カメラマンでもある)センが
『僕やりますよ うまいんです(笑)』なんて言いながらコーヒーを淹れるシーン


過去、北川悦吏子様脚本のドラマはそりゃーいっぱい見ています。
(「あすなろ白書」「愛していると言ってくれ」「ロング・バケーション」「ビューティフルライフ」などなど)
感動したし、北川悦吏子好きだぁ~ と当時は北川悦吏子様の書くドラマのファンでした。

けどね?
多分それは、私自身が、その時代のその世代にドンピシャはまってたから素直に受け入れられたのかなぁ・・・ってね。

ロング・バケーションの山口智子は31歳って設定で
(実年齢もそうだったような・・・)
キムタクも役の年齢と実年齢が同じでさ、
「へぇー 30過ぎても年下イケメンと恋ができるかも?」
と共感したんだよ。


北川悦吏子様は恐ろしいほど20年前と変わっていらっしゃらないのだと、この映画を見て感じました。
北川悦吏子さんは私とほぼ同じ年(あっちが学年いっこ上)なので、20年前のまま50過ぎちゃったんだね・・・と、ストンと腑に落ちました。

55過ぎた女子が、(恋愛に関しては)20年前の感性で脚本を書くとこうなるんやな・・・と。
『私若いんだよね~当時と変わってないのぉー』だとしたら、
いやいやアカンて変わってもらわんと と、思うのです。



話を映画に戻すと・・・・
今時、そのセリフはないわぁ~ とか
え・・・そんな不自然な転び方・・・いやいや そもそも、そんな偶然に出会う?
てか、出会いのきっかけが『女子転倒→イケメン助ける』ってないだろ今時。
(韓流でも使わんだろこの演出)
えーーーーーーー?!出逢った初日から二人だけで飲みに行っちゃうわけ?
ていうか、百歩譲ってありだとしても、そこに至るまでが雑~~~ 説得力ないわぁ~
しかもしかも、初対面のオトコと飲みに行って意識失うくらい酔っ払う?
イケメンもイケメンでそんな親切にアパートまで送る?
えーーーー!そのまま二日間も泊まっちまう?
い、イケメン君・・・・このアラフォー女性の一体どこに惹かれたの?さっぱり分かんなーーーーい!!
ぎゃあああああああああああああああああああ

みたいな映画です(笑)
この内容に、誰が、どの世代が、共感できるんでしょうか。

ミポリンと向井くんが可哀想過ぎる・・・とも思いました。
だって、あれはもう北川女史の指示でしょ?
「こんな感じでもっと普通っぽく、素人くさい感じでセリフ言って~」みたいな?
二人はもっと演技力あるよ 間違いなく。
無理やり演技力を抑え込まれたような気がしてならない。

ミポリンに痛々しいアラフォー(セリフやリアクションがいちいち痛々しい&20年古い)を演じさせるのもどーなんよ。
あれはもう北川女史のイジメじゃなかろうか(笑)
オマケに役名の『アオイ』ってさ、完全に『冷静と情熱のあいだ』の主人公『あおい』をパクってるよね?
でもって、冷静と情熱のあいだ の作者は辻仁成(江國香織と共作)じゃん?
悪意を感じるのは私だけでしょうか。



二人の席の取り方が変
何故に対角線?

と思いきや・・・・その数時間後には同じ毛布にくるまってしんみりとお話・・・・



ミポリンへの最大のイジメだな・・・と思ったのは顔の大きさ。
ハッキリ言って超小顔の向井くんじゃダメでしょ。
向井くんのほうがお顔が小さいってのはさぁー アカンよねぇ~

「アラフォー女子の年下ケメンとの淡い恋」を、シンプルに打ち出したかったのであれば、相手役はミポリンと比較しても顔のバランスに違和感を感じない俳優を選んであげてよぉ~
(斎藤工 とか 玉木宏 とかね)


北川悦吏子様が向井くんが好きなのかもなぁー。
もしかしたらこの映画は
『イケメン君とのパリでの出会い~~~』
みたいな、北川悦吏子様の妄想を打ち出した映画なのかもなぁー。


唯一良かった点があります。
パリを自分が歩いたような気分になれます。
パリって良いな・・・行ってみたいな と思わせてくれます。
そこは満点!

最後に・・・
私、映画を見る際はどれもそれなりに楽しもうと自ら良かった点を探そうとするタイプっていうんでしょうか。
あんま酷評ってしないんですよ。


ちょっと前に紹介したアン・ハサウェイの「マイインターン」
私は大好きなんだけど、結構「ちゃんちゃらおかしい。嫌いだー」みたいな人も多い映画らしいです。
でもね、これと比べたらめっちゃちゃんとしてる。
(これと比べたらアカンかもしれんが(笑))
「えー?今時の起業するようなバリバリのアメリカ女ってそうかぁー??もっと強いでしょ?」
とは感じるものの、ストーリーとして辻褄が合っていて、こっちほど雑じゃないもん。


なんか違うの見てお口直ししたいところです(笑)
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