2021年5月4日(火)
今日の日程は朝6時30分からの中社の朝拝から始まる。
時間近くなるとパラパラと人が集まってくる。
「こちらからどうぞ」と言われ拝殿に入る。
天井には狩野派の河鍋曉齋が描いた「龍の天井絵」がある。
ちなみに宿泊した「横倉旅館」にも河鍋曉齋が描いたと言われる宇賀神様の絵があった。
朝からお祓いを受けて清々しい気分。
帰る際に大人気店の蕎麦屋「うずら家」の予約表に名前を描いた。
何と1番の人は4時30分に記入している。
記入した人にも驚いたが、その時間に予約表を出すお店にも驚き。
開店は10時であったが、6時には蕎麦を打っていた。
朝食を取って5社巡りを始める。
友人たちはイラスト風の地図を見て、それぞれの神社が近いところだと思っていたらしい。
「この距離は歩いて回れないね」
というわけで奥社から参拝。
移動はもちろん自動車である。
一昨日よりも早い時間であったが車の台数は多い。
今日は天気がよくてすっきりとしている。
初めての二人はどんなに辛い山道があるのかとドキドキしていたようだ。
私は道の状態が心配だったが、天気が良いので道の状態もいい。
友人Aはジョギングをしているので体力があることはわかっている。
友人Bは「私のことは置いていってね」と言っていたので心配していた。
ところが、奥社に行ける嬉しさで足が前に前に進んでいるようだ。
いつもの私みたいである。
おかげでゼイゼイしながら追いかけたのは私だった。
奥社はすでにたくさんのご参拝の人。
御朱印やおみくじの列は九頭龍社の方にまで伸びていた。
奥社と九頭龍社に参拝してから御朱印の列に並ぶ。
次から次へと列は長くなる。
一昨日とは大違い。これなら私が先に列に並んでおけばよかった。
並ぶこと1時間。お札、おみくじ、御朱印を頂くことができた。
おみくじは二人とも「吉」
あれ、おととい引いた私も友人も「吉」だった。
「吉」の確率が高いのだろうか。
「当たっている」という友人B
「よくわからないから解釈して」という友人A
そういえば、私もよく理解できていなかった。
おみくじの解釈は自分で読んで心で感じたことが神様に言われた言葉。
だから、同じものを引いたとしても、言われていることは違うのだと思う。
蕎麦屋の予約の時間はとうに過ぎているはず。
水芭蕉も見せたかったが花より団子。
帰りを急いだ。
蕎麦屋について驚いた。
店の前には待っている人たちがたくさんいる。
順番はとうに過ぎていた。
しかし、お店の方に話すと快く店内に案内してくれた。
戸隠そばの特徴は五つの束にして盛られていること。
いい運動の後なのでペロリと食べてしまった。
食後に中社にご参拝。
朝、気がつけばよかった、コーンが設置してある意味を。
ここも拝殿に向かって長い列ができている。
朝、参拝はしたがお賽銭をあげなかった「後でいいよね」
そういったのは私。大反省。
その上、友人がタバコを吸うというのでそれに付き合ってしまった。
私はタバコを吸うわけではないので、先に行って並んでおけばよかった。
参拝を済ませ、御朱印を頂く。
「中社と火之御子社の御朱印を頂けますか?」
「火之御子社は参拝しましたか?参拝後でなければ御朱印は出せません」
というわけで中社の御朱印(400円)のみをいただいた。
中社から宝光社までは神道を歩くことにした。
子供の頃の遠足を思い出す道。
火之御子社にご参拝
中社や宝光社は昔は寺院だったがここは昔から神社である。
途中に伏拝所があった。
この道、戸隠古道を歩いた時に通った道である。
宝光社では、廃仏毀釈で離散した仏像などの里帰りした離散仏を拝観した。
また、御祭神を祀る御新座の真下の柱を触ってきた。
そして、頭に御印文をいただいた。
目には見えないが善光寺の御印文と戸隠神社の御印文が私の頭には押されている。
これで極楽行きは間違いない。
宝光社と火之御子社の御朱印(800円)をいただく。
五社巡りが済んだので戸隠神社のしおり(?)をいただいた。
帰りは宝光社前からバスに乗った。
バス停について時間を見ると14時43分のバスがある。
ただいまの時間14時40分。
バス停を見に行った友人曰く「テレビでやっているバス旅のドキドキ感を感じたよ」
中社前で下車し、昨日泊まった「横倉旅館」へ。
旅館の蔵には「十輪」というカフェがある。
ここで休憩。
ちょっとゆくりしてから長野駅方面に向かう。
「鏡池行くの忘れた」と友人。
すっかり忘れていた。
友人たちは今日は松代に宿泊する。
私は長野駅でお別れである。
「来年の善光寺御開帳にも来てね」とパンフレットを渡した。
楽しい2日間であった。友人に感謝。