先日、母方の祖母の妹が89歳で他界した。
私の祖母は、私が生まれる1ヶ月前に他界した。
母の実家に行っても「おばあちゃん」がいなかったので、実家の近くに住んでいた、このおばさんのことを「おばあちゃん」と呼んでいた。
おばあちゃんは、とても元気で、よく遠くまで散歩に行ったり、年賀状ははがきいっぱいに言葉を書いてくれた。
3週間前に突然倒れ、そのまま戻ってはこなかった。
おばあちゃんのだんなさんは、数年前から「認知症」が進み、病院に入ったり、デイサービスを利用したりしていた。
おばあちゃんが他界したことを、おじいちゃんは理解できるのか?
二人を対面させたとき、おじいちゃんは叫んだ。
「こんなになっちまったのか!」
周りの人々は、理解できているのかしら?と首をかしげたそうだ。
私は思う。おじいちゃんは理解している。
何年も一緒に生活して、子供や孫に囲まれて、泣いたり笑ったり・・・
その相手が、目が覚めることのない姿をしている。
その現実は、しっかりと記憶を呼び覚まし、理解することができるはず。
それが夫婦であると思う。
おばあちゃんは幸せだったのだろうなと思う。
お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。