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アロマな日々

一条の光に誘われて歩くうちに、この世とあの世を繋ぐ魔法の世界に紛れ込んでいました。夢のワンダーランド体験を綴ります。

量子力学理論

2006年01月12日 | 読書
量子力学(量子物理学)理論に基づいて書かれた、ディーパック・チョプラ氏の著作を読んでいると、‘量子の場’とか‘量子のスープ’いう言葉が度々出てきます。この本は、大変、平易な言葉で書かれたものですが、言葉は平明でも、理論自体は極めてスピリチャルで奥深い概念で構築されていますので、私などは、ほとんど、その骨格を感覚的にしか捉えられないのですが、そこには、読者に理解を促すための幾つかのキーワード(センテンス?)が繰り返し登場します。【与えることの法則】【望んでいるものを引き寄せる‘磁石のような力’】【沈黙・瞑想・裁かないことの実践によって生まれる純粋な潜在力】【自ずから生まれる適切な行動=あらゆる状況が起こっている時の、それにふさわしい反応】【防衛しないこと】【何かをコントロールしたいという気持ちを放棄する】【執着を捨て、あらゆるものの見方に心を開く】【意識の中に秘められている2つの要素(注意と意図→注意はエネルギーを生み、意図は変容をもたらす)】【結果に執着しない願望】そして極めつけは、【不確実さの知恵→ここには既知の価値観からの自由がある】これらの言葉が寄せては引き、引いては寄せる波のごとく、読む者の潜在意識に忍び込んできます。どのキーワードにも深い洞察と意味づけがなされていますが、私には、この【不確実さ】が一番の試金石であり踏み絵でした。氏は、安全さを求めることは実際には極めて儚いことだと説明していますが、このことの解釈が、ずいぶん長い間、私には納得がいきませんでした。安全を求める気持ちが強すぎたからです。でも今では、その気持ちは過去の条件付けと不安から来ていたことだと分かります。安全性と確実性の追求は、実際には、既知のものへの執着だったのだと思います。過去の価値観にしがみついている限り、自分の生き方にも進化は望むべくもないということが、この頃、ようやく理解できるようになってきました。不確実さを許容できるということは未知なるものに心を開く余裕を持てることでもあるのだと思えるようになったのです。あとは、意図と願望でさえも、我が身から手放し、解き放ってしまってもいいのです…というか解き放っってしまった方がいいようです。意図と願望にさえ執着しなくてもいいのです。最後は宇宙の意思がすべてを組織化してくれます。私たちは、その奇跡を待っているだけでいいのです。 人生に奇跡をもたらす7つの法則