goo blog サービス終了のお知らせ 

アロマな日々

一条の光に誘われて歩くうちに、この世とあの世を繋ぐ魔法の世界に紛れ込んでいました。夢のワンダーランド体験を綴ります。

少女のような美樹さん

2006年11月13日 | my favorite・・・
NHKのスタジオパークに出演された今井美樹さんのトークは圧巻でした。柔らかくて穏やかな語り口。気取らない正直な人柄。自分の辿ってきた道すがらの様々な思いを気取りも衒いも飾りもなく淡々と、それでいて真に迫る迫力で手振り身振りで表情豊かに話されていました。

生き馬の目を抜く厳しい芸能界で、順調に楽々と歩んでいるように見える人でも、人間の生きるという‘営み’の過程はやはり苦しみに満ちたものに変わりはないということが分かります。「いつ死んでも悔いのないように生きよう!」と思い定めていた頃に、今の配偶者である布袋さんに出会います。布袋さんによる楽曲‘pride’をプレゼントされた時、嗚咽してしまって涙が止まらなかったそうです。自分でない他人が、何故、こんなに自分の今の心境を言い当てられるのか。表現できるのか。そんな思いが胸に迫ったそうです。

今までには知らなかった音楽の世界を目の前に展開してくれる人…布袋さん。彼の素晴らしさを美樹さんはあらゆる言葉で表現しようとします。溢れるように単語が出てきます。両極端の音楽的な価値観を併せ持つ布袋さん。幾ら言葉を尽くしても、布袋さんの素晴らしさを表現し尽くすことはできないとばかりに美樹さんは寄せては返すさざ波のように、繰り返し繰り返し、思いを(時には大きく、時には静かに)溢れさせていきます。

途中から、感動で私は胸が苦しくなってきました。目を見張るような思いで美樹さんの存在を感じていました。恐らく、二人のアナウンサーも同様の気持ちだったと思います。あんな風に、夫を語るヒトを見たことがありません。それは、今となっては夫になった人ではありますが、きっと、彼女の命の救済者であり続ける人なのだろうということは想像に難くありません。

スタジオパーク これまでのゲスト

「君がそばにいても 僕は君が恋しい」

2006年11月01日 | my favorite・・・
韓国の国民的詩人リュ・シファさんの詩集「君がそばにいても 僕はきみが恋しい」が、拉致被害者の蓮池薫さんの翻訳で先月の下旬に出版されたようです。

それにしても、「君がそばにいても 僕はきみが恋しい」などという心のありようを知っている人がこの世にそう多くいるとは思えません。

そこにいない人を恋しがることは誰もが思い当たる感情だとは思いますが、そこに、その人の存在があってもなおかつ恋しいという切実な恋情…

でも、私にはこの‘感じ’この‘感覚’、そして、その状況が私なりにはとても良く分かるのです。手にとるように想像できるのです。こんなふうに、人を思い、そんな自分をもいとおしみながら生きていけたら、それはとても大きな幸せだと思えます。

君がそばにいても 僕はきみが恋しい