2007年5月16日午前11時(フランス時間)から、フランス新旧大統領の交代式がありました。
フランス共和国大統領府であるところのエリゼ宮の明け渡し式です。
明け渡すのはジャック・シラク元大統領、引き継ぐのはニコラ・サルコジ新大統領です。
フランスの国営テレビ France2 のサイトで生中継を観ながら、小3甥のお勉強の相手もしてた私。
甥に、「今日、フランスの大統領が交代するんだよ。前の大統領はシラク大統領で、今度はサルコジ大統領になるんだよ。サ・ル・コ・ジ。覚えなさいよ」と言ったら「前の大統領って外の猫と同じ名前じゃん!」と嬉しそうに言うので「外の猫と同じ名前じゃなくて、外の猫が前の大統領と同じ名前なんだよ!」とたしなめておきました(汗)
そしてもう一度復習。「今度の大統領の名前はなに?」(わたし)「サルコジ」(小3甥)
よしよし。フランス大統領の名前を言える小3男子って、よくない?
さてさて、エリゼ宮明け渡し式。
シラク大統領は2期12年間(7年と5年)大統領だったので、前回の明け渡し式は12年前、ミッテラン大統領とシラク大統領の間で行われたわけですね。
12年といえば、赤ちゃんが小6になる時間です。
おっと、姪の麻有子が生まれた年にシラク大統領誕生ということになるのね。
儀式はシラク前大統領がサルコジ新大統領をエリゼ宮の玄関で迎え入れるところから始まるようです。
しかし、サルコジ新大統領ご到着の前に、サルコジファミリーがエリゼ宮お庭に敷かれたレッドカーペットの上をお歩きになりました。
サルコジ新大統領はお子さん5人です。
内訳は、前妻との子供男子2名、後妻さん(って言い方も、ちょっとね、とは思うのですが・・・・)の連れ子女子2名、そして、サルコジ氏と後妻さんとの間に生まれた男子1名。
ま、こんなこと、フランス国民はあまり気にも留めないのでしょう。
私生活には干渉しないのがフランス流らしいですから。
インターネットの中継を観ながら「ああ、このレッドカーペットの上を、白いスーツを身に纏った、マダム・ロワイヤル大統領が闊歩する可能性もあったのかも・・・」と思った次第であります。
さて、シラク元大統領に向かえ入れられたサルコジ新大統領。
核兵器発射のボタンの押し方を伝授されたのでしょうねぇ。
その後、シラク元大統領はサルコジ大統領に見送られ、エリゼ宮を後にしました。
シトロエンに乗って去っていきました。
この後、マダム・シラクとモロッコへヴァカンスだそうですよん。
そして、サルコジ大統領は、初の大統領演説をして、飛行機でピーッとドイツへ。
アンゲラ・メルケル首相とお会いになるそうです。
やっぱ、独仏関係は重要なのね。
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