箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

中学校部活改革 吹奏楽部の場合

2022年05月22日 07時37分00秒 | 教育・子育てあれこれ
今は中学校の部活を教員が顧問をする体制から、地域へ移行させていく方向性が国により示されています。

少子化が進み、生徒数が減っていくなか、一つの学校だけではチームが組みにくくなっていたり、教員の長時間労働を解消して、働き方改革を進める必要から、地域へ移行させていくというものです。

土日は学外の指導者、コーチが部活を指導して、平日も指導する完全な移行も視野に入れられています。

部活改革というとき、自然と運動部が人びとの念頭にあります。

しかし、そのとき文化部ではあるが、ほぼ毎日練習をしている吹奏楽部のことを忘れてはなりません。

吹奏楽部は文化部の中でも人気があり、生徒数の約1割が所属しています。

多くの文化部が平日の活動が2時間以内におさまりますが、吹奏楽部は2時間以上になることが珍しいことではありません。

全国的にみると、「地域移行」はケースによっては土日は学校でなく、活動を地域で行うこともあります。

でも、吹奏楽部は大きな楽器も使います。簡単に運ぶことができないので、学校を活動の拠点にせざるをえないえないという課題があります。

吹奏楽部は、指導者の内一人は学校の教員がなるべきでないかと、わたしは考えます。