
学校では、いじめられたり、からかわれたりして、傷つく生徒がいないように、教職員が気を配って、子どものようすをみるようにしています。
しかし、それでも、こちらが行き届かず、いじめ、からかいが起こることもあるでしょう。
また、いまの生徒たちは、親御さんの中学生のとき以上に、友だちどおしでかなり気を遣いあって、学校生活を送っているのがしばしばです。
ときには、「疲れた」と家庭に帰ることもあるかもしれません。
そんなとき、家庭が心からホッとできる場であり、くつろぎの場であれば、子どもはそれだけで救われるでしょう。
また、親がひとの短所や弱さに寛容で、受け入れられる人なら、子どもが安らげる、温かい居場所になるでしょう。
失敗しても許してくれるという安心感は、子どもを元気にします。
大人だって失敗ばかりします。他者を笑うのではなく、自分で自分の失敗を笑い飛ばせる明るさ、それを家族が許せる。
そのような家庭で、子どもは強く、たくましくなります。