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箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

人の失敗を笑うのではなく、自分の失敗を笑う

2017年07月18日 18時11分03秒 | 教育・子育てあれこれ


学校では、いじめられたり、からかわれたりして、傷つく生徒がいないように、教職員が気を配って、子どものようすをみるようにしています。

しかし、それでも、こちらが行き届かず、いじめ、からかいが起こることもあるでしょう。

また、いまの生徒たちは、親御さんの中学生のとき以上に、友だちどおしでかなり気を遣いあって、学校生活を送っているのがしばしばです。

ときには、「疲れた」と家庭に帰ることもあるかもしれません。

そんなとき、家庭が心からホッとできる場であり、くつろぎの場であれば、子どもはそれだけで救われるでしょう。

また、親がひとの短所や弱さに寛容で、受け入れられる人なら、子どもが安らげる、温かい居場所になるでしょう。

失敗しても許してくれるという安心感は、子どもを元気にします。

大人だって失敗ばかりします。他者を笑うのではなく、自分で自分の失敗を笑い飛ばせる明るさ、それを家族が許せる。

そのような家庭で、子どもは強く、たくましくなります。