長男パインがカナダへ1ヶ月間の予定で語学研修に行ってから1週間が経った。
どうしていることかと気になっていたが、パインから電話がかかってきてスカイプで話そうと言う。
今は本当に便利な時代だと思う。
遠く離れた外国にいても顔を見ながら話せるなんて・・・
PCの画面に現れたパインは、どことなく浮かない顔をしていた。
聞くところによるとカナダへ着いて二日目に、もう日本に帰りたくなったそうだ。
その理由は食べ物が口に合わないからとか。
パインは食べ物の好き嫌いがあまりなく、何でもよく食べるので、食事が食べられないというのは意外だった。
パイン曰く、ホームステイ先で出される食事もコンビニで買うパンも牛乳も、どれもみんな口に合わないそうだ。
「パンはパサパサしているし、牛乳は水っぽくて美味しくないんだ」と言う。
そこで、日本にもたくさんある某コーヒーチェーン「スタ●」のケーキなら、どこも同じ味だろうと思って入って食べてみたところ、やはり美味しくなかったとか。
同じチェーン店でも、共通のマニュアルで作っているわけじゃないと知ってがっかりしたそうだ。
唯一、マクドナルドだけが同じ味でほっとしたそうだ。
しかし、食べ物もさることながら、やはり一番きついのは自分の思っている事を相手に伝えられないことだそうだ。
パインの英語力では、きっと難しいだろうことは分かる。
まあ、その為にわざわざカナダまで行って英語の力をつけようというのだから仕方ない。
ところで、パインのクラスには様々な国から学生が英語を学びに来ているそうだが、他の国の学生は総じて英語のヒアリングとスピーキングがよくできるそうだ。
ところが、文法になると急にできなくなるそうだ。
文法ができないので、会話は単語の羅列で話しているようだが、ちゃんと相手の話す英語を理解して、それに対する受け答えもできて普通に会話が成り立っているのを見てパインは驚いたそうだ。
語学学校の先生も「日本人は文法は良くできて、筆記テストはいつも一番いい点数を取るが、話すことと聴く事が全然できない」と言っていたそうなので、やはり日本人は英会話が苦手な人が多いのだろうかと思う。
そんなわけで、文法は分かっていても会話ができないパインは、同じクラスの他国の生徒がみんな自分よりずっと英語ができるような気がして、場違いなところへ来てしまったのではないかとすこし落ち込んでいるらしい。
しかし、それはパインばかりではないようで、初めて海外へ行った日本の学生は、大なり小なりホームシック等ブルーな気持ちを経験するらしい。
最初の1週間でショックと落ち込み、2週間目でリカバーと明かりが見えてきて、3週間目で調子が出てくる。
そして、4週間目で後ろ髪を引かれながら帰国・・・と言うのがよくあるパターンだそうだ。
パインも来週には明かりが見えてくればいいのだけれど・・・
心が折れそうになっているパインに、カナダへ行って初めての週末はどうするのかと聞いたら「ひとりで公共機関を使って観光してくる」と言っていた。
「十分気をつけるようにね」と言いながら、よい経験をしているなぁと思っていた。
たった1ヶ月ではあるけれど、どんなお土産話を持って帰ってくるのか今から楽しみでもある。
どうしていることかと気になっていたが、パインから電話がかかってきてスカイプで話そうと言う。
今は本当に便利な時代だと思う。
遠く離れた外国にいても顔を見ながら話せるなんて・・・
PCの画面に現れたパインは、どことなく浮かない顔をしていた。
聞くところによるとカナダへ着いて二日目に、もう日本に帰りたくなったそうだ。
その理由は食べ物が口に合わないからとか。
パインは食べ物の好き嫌いがあまりなく、何でもよく食べるので、食事が食べられないというのは意外だった。
パイン曰く、ホームステイ先で出される食事もコンビニで買うパンも牛乳も、どれもみんな口に合わないそうだ。
「パンはパサパサしているし、牛乳は水っぽくて美味しくないんだ」と言う。
そこで、日本にもたくさんある某コーヒーチェーン「スタ●」のケーキなら、どこも同じ味だろうと思って入って食べてみたところ、やはり美味しくなかったとか。
同じチェーン店でも、共通のマニュアルで作っているわけじゃないと知ってがっかりしたそうだ。
唯一、マクドナルドだけが同じ味でほっとしたそうだ。
しかし、食べ物もさることながら、やはり一番きついのは自分の思っている事を相手に伝えられないことだそうだ。
パインの英語力では、きっと難しいだろうことは分かる。
まあ、その為にわざわざカナダまで行って英語の力をつけようというのだから仕方ない。
ところで、パインのクラスには様々な国から学生が英語を学びに来ているそうだが、他の国の学生は総じて英語のヒアリングとスピーキングがよくできるそうだ。
ところが、文法になると急にできなくなるそうだ。
文法ができないので、会話は単語の羅列で話しているようだが、ちゃんと相手の話す英語を理解して、それに対する受け答えもできて普通に会話が成り立っているのを見てパインは驚いたそうだ。
語学学校の先生も「日本人は文法は良くできて、筆記テストはいつも一番いい点数を取るが、話すことと聴く事が全然できない」と言っていたそうなので、やはり日本人は英会話が苦手な人が多いのだろうかと思う。
そんなわけで、文法は分かっていても会話ができないパインは、同じクラスの他国の生徒がみんな自分よりずっと英語ができるような気がして、場違いなところへ来てしまったのではないかとすこし落ち込んでいるらしい。
しかし、それはパインばかりではないようで、初めて海外へ行った日本の学生は、大なり小なりホームシック等ブルーな気持ちを経験するらしい。
最初の1週間でショックと落ち込み、2週間目でリカバーと明かりが見えてきて、3週間目で調子が出てくる。
そして、4週間目で後ろ髪を引かれながら帰国・・・と言うのがよくあるパターンだそうだ。
パインも来週には明かりが見えてくればいいのだけれど・・・
心が折れそうになっているパインに、カナダへ行って初めての週末はどうするのかと聞いたら「ひとりで公共機関を使って観光してくる」と言っていた。
「十分気をつけるようにね」と言いながら、よい経験をしているなぁと思っていた。
たった1ヶ月ではあるけれど、どんなお土産話を持って帰ってくるのか今から楽しみでもある。