クレジットカードで貯まっていたマイルの有効期限が迫っていた為、旅行へ行ってきた。
行った先は四国と神戸。
四国は一年前にも行ったので二回目になる。
前回は初めて団体旅行に参加して四国を周ったのだけど、もっとゆっくり観たかったと思う旅だった。
団体旅行は自分で決めなくても名所に連れて行ってくれるので楽ちんだが、そのかわり時間に追われるように観光地を周る。
時間が決められているので、観光地に着いたら急いで写真を撮って、駆け足で観てと、とにかく忙しかった。
四国旅行の終わりに「いつかもう一度来よう、次は個人で来よう」と思ったのだが、思いがけず早くに願いが叶った。
昨年の旅では、四国をぐるりと駆け足で周ったのだが、今回は飛行機が到着する神戸と、時間の関係で香川県だけの観光にした。
香川では、どうしてももう一度行きたい所があった。
さて神戸空港に着き、すぐにフェリーに乗って向ったのは小豆島。
小豆島は長男のお嫁さんオススメの場所で、一度は行ってみたかったのだけど、ここは若い女性やカップルに人気があると知って、60代の夫婦が行くのは場違いなのではないかと思った。
でも若い女性である長女も一緒だったので、思い切って行くことに決めた。
でも行って本当に良かった。
海に沈む夕陽の美しかったこと、、、いつか命が尽きるときが来た時、この夕陽の風景を思い出すかもしれないと思うほどだった。
夕陽の写真ではないが、高台から見た景色もまた素晴らしかった。
そしてこちらも、、、
干潮時に海に道が現れて小島と繋がるというエンジェルロード。
なんでも大切な人と手を繋いで渡ると願いが叶うとかで、若いカップルが多かった場所。
だから私たち夫婦も、、、もちろん離れて歩きましたとも。(笑)
ところで小豆島の町を歩いている時、どこからか笛や太鼓のお囃子が聞こえてきた。
音の鳴る方へ行ってみると、商店の前で獅子舞をしていた。
休んでいた関係者の方がいらしたので、「今日はお祭りですか?」と聞いてみると、「伊勢大神楽です」と教えてくれた。
伊勢大神楽とは室町時代から続いている風習だそうで、かつては伊勢神宮のお札を配って歩き、厄祓いをしたのだとか。
ほかにも色々とご丁寧に教えていただき、とても良い旅の思い出になった。
そして小豆島の旅の思い出と言えば、もうひとつ。
若い女性が小豆島で必ずと言ってもいい程、行く場所がある。
それは映画「魔女の宅急便」の実写版でロケ地になった小豆島オリーブ公園。
ここで無料で貸してくれる箒にまたがって飛び上がって写真を撮ると、まるで本当に飛んでいるように映るそうで、たしかに飾ってある写真は、みんな箒で飛んでいるかのよう。
若い女性たちが、箒にまたがって飛んでいる写真がずらりと並んでいた。
早速、長女にもやってみるよう促し、夫がカメラをかまえたのだが、どうもうまくいかない。
長女の飛び方がいけないようだ。
「ちょっと箒、貸してごらん。こうやって両足一緒に飛び上がるんだよ」
長女から箒を借りてお手本を見せたら、夫が写真を撮ってくれた。
写真は大成功で、本当に箒で飛んでいるように見えた。
「それにしても(歳が)60で、箒にまたがって飛んでる人っていないんじゃないか」と夫が笑いをこらえながら言った。
たしかに映画では可愛らしい女の子だったっけ。
でも魔女というイメージでは、若い女の子より合っているのではないかと思うが、、、
同年代の女性も若い娘に負けず、どんどん箒にまたがって飛んでみてほしいと思う。
でも、きっと嫌だろうなあ。。。
続きます