いまだ緊急事態宣言が続いているが、お天気が良かったので家族の運転でドライブをしてきた。
行った先は、俱知安(くっちゃん)町とニセコ町。
特に行きたかった場所が倶知安町の「芝桜の庭」で、元農家をされていた三島さんが、丹精込めて育てられた自宅の芝桜をご好意で無料開放されている。
今は芝桜が満開の時期で、我が家の庭にも芝桜が咲いているのだが、こちらのお宅の芝桜は、とにかくスケールが違う。
広々とした土地一面に芝桜が、まるで絨毯を敷きつめたように美しい。
そしてこちらも・・・雪を残した羊蹄山とのコントラストが素晴らしかった。
芝桜の間には道がつけられていて自由に散歩することができる。
訪れたのは平日だったが、密になるほどではないものの、それなりに人出があり、これが土日になるともっと混むことが予想されるので、混雑状況を確認して行くのが良いかもしれない。
混雑状況などは、倶知安町観光案内のホームページから確認できる。
美しい芝桜を見た後は、倶知安の駅近くにある「食工房 旬菜」さんでランチをした。
このお店も一度は行って見たいと思っていたが、今回やっと行くことができた。
お料理が三島さんちの芝桜と同じくらい美しく、自家栽培の野菜や食用花がふんだんに使われている。
こちらのお店で使われている食材は、野菜はもちろん肉やシーフードも道産食材だそうだが、とくに目を引いたのがエゾシカ肉のステーキで、これは北海道ならではの料理かもしれない。
というわけで、私もエゾシカを・・・と思ったが、実は子供の頃に父の友人が獲ってきたエゾシカ肉を何度も食べたことがあって、豚肉のほうがおいしいなという記憶があった。
こどものくせになんと贅沢なことを言っていたのかと、今なら思う。
ただ父の友人が届けてくれた鹿肉を、母が塩をふって焼いただけだったので、きっと旬菜さんでエゾシカを食べたら絶対においしいと思う。
しかしどうも子どもの頃の記憶が邪魔をして、結局エゾシカではなくハンバーグにした。
デミグラスソースで煮込んだハンバーグが見えないくらい、野菜たちが周囲を取り囲んでいる。(写真でみるよりずっと美しいのだが・・・)
たっぷりのサラダと本格的なオニオンスープ。そしてドリンクもセットになって、なんと税込み1100円という安さに驚く。コーラが瓶で出てきたのにも驚いた・・・
どれもみんな美味しくて、付け合わせのフキのきんぴらも美味しくて、また絶対に来ようと思ってお店をあとにした。
そして次に行ったのは、ニセコ町にある五色温泉。
この温泉は建物が古くてひなびた感じが好き。子供の頃、毎年夏に遊びに行った母方の祖父母がやっていた旅館に似ていて懐かしい。
建物周辺はまだ残雪があり、硫黄の香りがかすかにしている。
五色温泉の由来は、泉質が5種類あるとか湯の色が日によって五色に見えるためなどといわれているそうだが、この日は白っぽいお湯に見えた。
そういえば先日、家族の意向もあって温泉は(コロナで)入り納めという記事を書いた。
それなのになぜ五色温泉に行ったのかというと、家族の気持ちが変わってきたことが大きい。
札幌市内のお風呂は混んでいるが、札幌から離れると空いていることが多く、特に平日ならば市外はどこも空いているのでいいんじゃないか・・と考えが変わって来た。(この日の五色温泉は、私たちだけの貸し切り風呂状態だった)
ワクチンも含めて家族の考えが柔軟になってきたと思う。
ただ今は厳密にいうなら、宣言が出されているのだから、不要不急の外出はするなということなのだが、こういった良い温泉や飲食店を応援する意味でも密を避けて利用したいと思っている。