ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

交代

2015-03-04 14:57:50 | 日記
ホームヘルパーの仕事で、もう4年近くも訪問していた利用者さんのお宅から、この春やっと新しい利用者さんのお宅へと移動になった。

4年間も同じ利用者さんの家事援助のヘルパーをするというのは、かなり長いほうだと思う。

前に勤めていた事務所では半年くらいで移動になっていたので、今の事務所も同じだろうと思っていたが違っていた。

あまり長い付き合いになると、利用者さんとヘルパーとの間でお互いに「慣れ」が出てしまうおそれがあるので、半年くらいで交代させるという話を前の事務所では聞いていたが、今の事務所は違っていた。

人手が足りないこともあるが、利用者さんは気難しい方で何人も介護者を辞めさせるので有名だった。

そんな気難しい利用者さんとたまたま私が気が合うと思われて担当になり、以来ずっと変わることなく4年が経ってしまった。

でも利用者さんは気難しいところもあるが、とても良い方だった。

利用者さんが気にするところをきっちりやっていれば、それほど難しい方ではなく、むしろ楽しく会話が弾んだ。

・・・が、やはり4年は長かった。

仕事を辞めたいなぁと思ったのも、そんなマンネリ化があったせいかもしれない。

交代が決まったことを利用者さんに告げると、とても驚いた様子で「どうしてだ?」とおっしゃったが、最後の日にまたご挨拶をすると、「あぁ」と言ったきりそっけない態度でこちらをむこうともしなかった。

「さびしい」と思ってくださっているのかな?と、良いように解釈をして「これが最後じゃないですから。また来ますから!」と言ってその利用者さんのお宅をあとにした。

4年は長すぎたかもしれない。パートとは言え、私も一抹の寂しさを感じる。

さて、今日から新しい利用者さんの待つお宅へ行ってきた。

二週間ほど前に、そのお宅へ入っていたヘルパーに同行して仕事内容をメモ書きしてきたのだが、二週間も経っているので、かなり忘れている事もあり、行く前にメモを見て仕事の手順をシュミレーションする。

そして、利用者さんのお宅の前に止めた車の中で「よし!オッケー。行こう」と独り言を言って自分に気合を入れた。

次の利用者さんは、とてもジョークのお好きな明るい方だった。

初めてとも言えるお宅で、仕事はなかなかスムーズにとはいかないが、「気楽にやっていいよ」とおっしゃってくれた。

仕事が終るとお茶を用意して待っていてくださったので、お茶を飲みながら昔話やこの地域に関する珍しいお話などを聞かせて頂き、あっという間に時間は過ぎた。

今日もまた吹雪いているが、日差しがどこか春めいてきたような気がする。

着実に春は近づいている。

私も新しい気持ちで、また頑張ろうと思う。






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