先日の味噌作りの続きで、大豆の茹で汁を再利用する話。
味噌作りに使う大豆は、近隣の野菜直売所で無農薬栽培のものを買っているのだけど、大豆を茹でた茹で汁は、味噌作りに少々使ったあとは、いつも捨てていた。
今回あらためて茹で汁を眺めてみると、大豆のエキスがぎゅっと詰まったようないい色をしている。
そこで味噌汁の出汁として少し入れてみたら、これがとてもいい味を出してくれた。
今まで捨てていたとは、なんともったいないことをしていたのだろう。
他にも茹で汁をスープや煮物に入れたら、気のせいかいつもより料理が美味しくなったように思う。
最近、茹で汁以外にも調理で残った煮汁を使い回すというのをよくやっている。
煮汁には、調味料と食材から出たエキスが含まれている。
特に調味料は、最近よいものを使うようにしているので捨てるのが忍びなくなった。
良いもの、つまり余計な添加物が入っていない調味料のことで醤油、味醂、酒や酢などだが、そういう調味料は大体にして値段が高い。
貧乏性のせいか高い調味料を使っているのだから、残った煮汁まで使わないともったいないと思うようになった。
前は残った煮汁は捨てていたのだけど、今は無駄にしないように使うので高い調味料でもさほど食費には影響がない。
ところでコロナ禍だった三年を経験して、以前よりずっと身体に入れるものに気をつけるようになった。
調味料はもちろんだが、加工食品は買う前に必ず添加物は何を使っているのかとチェックをする。
すると、危ないものがかなり含まれている食材が多くて驚く。
特にスーパーやコンビニで売っている安いお惣菜やお弁当は、添加物が多く使われている。
ではデパ地下の高いお弁当なら安心かというと、そうでもないそうで添加物は当然入っているそうだ。
レトルト食品、ハムやソーセージ、お菓子、清涼飲料水(ペットボトルのお茶も)など他にもいろいろと、添加物や農薬が含まれている。
できる限りそういった食品は避けたいが、普段の生活で使っているスーパーで、安心安全な食品を手に入れることはなかなか難しいなと思う。
多くの人が添加物まみれの食品は食べないと決めたら、世の中は変わるのかもしれないが、少しでも安い食品が欲しいというニーズが数多くある限り、今の添加物が多い食品が無くなることは無いだろうと思う。
ただよく探すと見つけることができるし、値段が高いものばかりではないので、良い商品を選んで購入していきたいと思う。
またそれは食品ばかりではない。
これからは自分の意思で選ぶことが、とても大切だと思うようになった。
周りの多くの人が選んでいるから大丈夫、政府やえらい学者や医師や言ってるから大丈夫では決して無いのだということを、この三年間で学んだと思う。