九州地方の豪雨で大変な被害が出ているとのこと。
コロナでまだ経済活動が停滞しているというのに、追い打ちをかけるようで本当につらい。
大雨でほとんどのバスが水に浸かってしまったというバス会社の方が、インタビューを受けながら泣いていたお姿が気の毒で仕方がなかった。
このような大変な状況なのに、お気楽な記事をあげるのが非常にはばかられるのだが・・・実は先週末、函館へ一泊の旅行へ行ってきた。
今は道内の宿泊施設や体験チケットを安く利用できる「どうみん割」のクーポンが出ており、それを利用して行った。
さてホテルを安くして頂いたので、今回はちょっと高めのオーシャンビューの部屋を取った。(少しでも還元せねば・・・)
部屋から見える津軽海峡。
津軽海峡をはさんで向こう側にうっすらと見えるのは下北半島。
道内の天気予報では、必ず「津軽下北」のお天気も言うくらいで、青森は意外と近い。
あ~本州へ行きたい。青森さ行きたい。
不思議なもので見えているのにすぐに行けないとなると、無性に行きたくなる。
今年は国内のいろいろな場所を旅行したいと思っていたが、コロナの影響でどうなることやら。
さて函館では、ホテル近くの海辺を散歩したりして過ごしていた。
今回はあまり観光名所には行かなかったのだが、唯一行った観光名所が立待岬(たちまちみさき)
アイヌ語の地名は「ヨコウシ」といい魚を待ち伏せするという意味だそうだ。
アイヌ語の「魚を獲ろうと立って待つ」という意味から、立待という地名になったとか。
津軽海峡に突き出した岸壁が絶景なのだが、残念なことに観光客の姿はまばらにしかいなかった。
外国の観光客はまだ皆無だが、クーポン配布で道民が動き始めたとニュースで言っていた為、ホテルも混んでいるのでは?と思ったのだが、予想に反してガラガラだった。
これは多分、各ホテルのクーポン取り扱い量が決まっている為、クーポン以外のお客がいなかったのではないかと思う。
そのため食事の時など、お客と同じくらいの数いる従業員さんに恐縮するほどサービスをして頂いた。
これが続いたら観光業はますます大変だろうな、なんてことを考えていたのでゆっくりすることはできたが、ちょっと寂しい気分も。でも温泉は貸し切り状態で最高だった。
ところで旅行中にちょっと、いやかなり嬉しいことがあった。
それは、なんと泊まっていた8階の部屋にカモメのお客さんが来てくれたこと!
窓枠に止まって、こちらを見ているカモメ。
ふと窓をみると「カモメや野生動物にエサをやらないでください」というステッカーが貼ってある。
う~ん、たしかに窓を開けて何かあげたくなってしまうのだが、ここは我慢してカモメを観察していた。
ガラス一枚でまじかでカモメを観察できたのだが、くちばしに貫通している細い穴が開いていることを発見。
水がちゃんと抜けるようになっているのだと、妙に感心した。
カモメも近くで見れたし、美味しい食事と最高の温泉を楽しんだ函館旅行だった。