勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

救世主の原油安。

2015年02月21日 | 時事
ご存じのとおり、円安進行で皆様の資産(預貯金)の価値も目減りしつつあることと思います。私のように微々たる資産しかない人間には殆ど影響なし! メロンパン1個が300円、500mlペットボトルのお茶1本が200円になる日もそう遠くないかも知れませんね。

しかし、それに待ったをかけたのが最近の原油安です。あらゆる商品の原価に含まれる輸送費はガソリン安で下がり、石油から作られるプラスチック製品も下がり、原発が動いておらず火力発電にかかる燃料費も下がるので電気代も下がり・・・(これは電力会社の動向次第?
こうなってくると当然物価上昇は止まるので家計への負担も軽減されていく事でしょう。

先日、うちの会社にも運送会社からの「安くするから荷物を出して欲しい」とのアプローチが有りました。国内市場は冷え込んできていますので全体的に物量も減っています。運送会社にとって新規で契約を取り付けるしかなく、ガソリン安を背景に積極的な値引きが行われてきているわけですね。

ただ、化学メーカーにとっては大変。原油の高い時期に作った製品の評価が原油安によって低くなるので含み損をかかえる事となる訳です。巷のガソリンスタンドにしても在庫の加減で結構価格にバラつきがあるのは事実です。このように、どれかが良くなればどれかが悪くなる。生きている経済の定めですので、多少の事であたふたと慌てないことですよね・・・


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