素直な状態。

人間は生まれながらにして欲というものを持っている。と、私は思っています。
いきなりですが・・・^^;
そして、その様々な欲の中で生きてるのですが、赤ちゃんにはピュアな素直さがありますね。
赤ちゃんは欲をあるがままの形で表現してきます。
しかし、成長するにつれ欲を抑える事を学び、学ばされ、違った形で表現する術を身に付けます。
それが良いのか悪いのか…
やがて欲や欲によってつかんだ物に囚われて生きていくわけですが・・・
それでは出来ることも出来なくなります。
大人になっても常に素直な心でいることが肝要です。
その素直さが色んな物事に対応出来る最大の要素となります。

私が中学生のころ、こんな事が有りました。体育の授業で鉄棒をやるのですが“蹴上がり”がどうしてもできません。その他は全て出来るし鉄棒は好きだったので得意でした。ところが何故か“蹴上がり”だけが出来ないのです。鉄棒のテストがあるので毎日毎日放課後に一人“蹴上がり”の練習をしましたが結局一回も成功することが出来ませんでした。やがてテスト本番を迎え、あきらめモードで“蹴上がり”を試みるとなんと一発で出来たのです。奇跡としかいいようが有りませんでした。
この出来事は今でも鮮明に覚えていますが、今になって思えばあの時はあきらめた事により全身の力が抜けていたのだと思います。成功させたいと思う欲望が強すぎて素直な心を失っていたが為に、出来る事が出来ない・・・

まさに、“素直さ”が重要だという体験でした。