勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

ケチな奴。

2015年01月30日 | イソップ
教訓めいたものが織り込まれているイソップ寓話ですが、私なりの言葉で書き出してみました。

ケチな奴が全財産を使って金塊を買った。その金塊をお城の近くに埋めて、毎日出かけていってはそれを眺めて満足していた。有る時近くに住む男がそのケチな奴の行為に気付き後を付けて、ケチな奴が立ち去った後に金塊を全て奪い取った。次の日、ケチな奴がいつもの様にニヤニヤしながらやってくると金塊がひとつ残らず無くなっている事に気付いた。

ケチな奴 :「じぇじぇ~~~!な、ない!これは夢か?お、俺の金が・・・」

そこへ老人がやって来て「どうしたんじゃ?そんなに青い顔して」と聞いてきた。

ケチな奴は涙目で事のいきさつを全て話すと老人は言った。

老人 :「案ずる事はない。金の代わりに石を埋めて金だと思えばいいんじゃよ」

ケチな奴 :「バカな~。石は石だ!金にはならん」

老人 :「ははは、金だろうが使わなかったら石と同じじゃよ」


お金を貯め込んで通帳を眺めて満足しているだけでは意味ないですね。お金は使ってあげて初めて価値が実感出来るもの。良い事(人に役立つ事)のために使ってあげれば、お金は喜んで人に報いることでしょう・・・

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塩を運ぶロバ。

2014年12月16日 | イソップ
教訓めいたものが織り込まれているイソップ寓話ですが、私なりの言葉で書き出してみました。

塩をたっぷりと担がされたロバが川を渡っていた。

ロバ: 「ふ~、重たいわい!疲れたぁ~。それに川の中は歩きにくいし!」

するとロバは足を滑らせどっぷりと川に浸かってしまった。

ロバ: 「わ~!やべ~、荷がびしょびしょだ!(・・;)」

ところが、荷は塩なので水に溶けて流れてしまった。

ロバ: 「お~!やったぁ!荷がなくなったぁ!」

次に海綿を担がされて川に差し掛かった。[海綿は天然のスポンジ]

ロバ: 「また川に浸かれば荷がなくなってラッキー!ふふふ」

ロバは川の中で、わざとこけて荷の海綿を濡らした。
ところが海綿は水をたっぷり吸って異常に重くなりロバは溺れて死んでしまった。


全てに同じ方法が通じると思ったら大間違い。と言う事ですね


【参考:「イソップ寓話集:岩波新書】

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犬とオオカミ

2014年10月22日 | イソップ
教訓めいたものが織り込まれているイソップ寓話ですが、私なりの言葉で書き出してみました。


犬が自分の小屋の前で昼寝をしていると狼がやってきた。

犬:「やっべ~!オオカミだ!」(・・;)

狼:「ふふふ、美味そうやん」

犬:「狼さん。私はこの通りやせています。でも、これからご主人達の結婚式が始まります。どうか見逃してくれたらもっと太って食べ頃になってみせますよ!」

狼:「なるほど~、あわてる事もあるまい」


狼は犬を見逃しました。それから数日後、狼が犬の所へやってくると犬は屋根の上に上がって寝ていました。

犬:「狼さん、今度獲物を食うチャンスが来たら逃してはダメだよ。ふふふ」


人間、命を落とすような危機を脱したら必ず用心するようになります。私も若かりし頃にバイクで転倒して、もう少しで頭を強打しそうになりました。それからバイクに乗る時は必ずヘルメットを着用するようになりましたから・・・
※昔はバイクでヘルメットを付けてなくても違反ではなかったのです。


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猟師と馬のり

2014年10月16日 | イソップ
教訓めいたものが織り込まれているイソップ寓話ですが、私なりの言葉で書き出してみました。

うさぎを捕まえた猟師は上機嫌で歩いていた。
そして、馬に乗った男に出会った。

馬乗り: 「ほほう、見事なうさぎだなぁ。さぞかし美味かろう」

猟師: 「なかなか、これだけりっぱなうさぎはいませんよ~」

馬乗り: 「どれどれ、見せてくれるかな?」

猟師: 「買ってくれますか?おやすくしときますよ」

そう言うと猟師は馬乗りにうさぎを渡した。
すると馬乗りは一目散にうさぎを持って逃げ、はるか遠く見えなくなった。
そして猟師は逃げた馬乗りの方を見ながら言った。

猟師: 「そのうさぎは最初からお前にやるつもりだったんだよ!」(泣

自分の不注意で物を壊してしまった時、「まぁ、形あるものはいつか壊れるし」とか「こいつの寿命はここまでだったってことだな」とか言ったことないですか?私はよく言います 人は自分の失敗を認めたくないもの。ついつい強がりを言ってしまうのよね~






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金の卵を産むガチョウ。

2014年09月02日 | イソップ
教訓めいたものが織り込まれているイソップ寓話ですが、私なりの言葉で書き出してみました。


富と幸福をもたらす神「ヘルメス」を心から崇拝する男がいた。

ヘルメスは「お前は中々見上げた者だ」と男に褒美をあげた。

その褒美とは金の卵を産むガチョウだった。

「しかし、かなかな金の卵は出てこねーなぁ」

「このガチョウの身体は金で出来てるはずなのに・・・」

「ん~!もう待ちきれね~」


男はガチョウを殺して皮をはいで、中の身(金)を取り出そうとした。

しかし、皮をはいでも中身はガチョウの身。

男は、うなだれ産卵を待てなかった自分を悔いた。


ヘルメスの言う事を信じれずに卵を産まれるまで待てなかった欲深い男。もし、自分なら待てるだろうか・・・。「果報は寝て待て」・「機は熟した」などと言いますね。待つことが出来ないでいる人は、決して大きな富を得ることは出来ないのだろう。

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なかなか見えぬ自分の欠点。

2014年08月08日 | イソップ
プロメテウスはギリシア神話に登場する男神。ゼウスの反対を押し切り、天界の火を盗んで人類に与えたことで知られる。その結果、火をもらった人間は豊かな文明を手に入れるが、反対に武器を作り殺し合いを始めた・・・

安倍総理:「しかし、我が日本国民は貯金は上手いが使い方が下手でいかんね~」

財務官僚:「そうですよ!貯蓄額は積みあがるばかりで物が売れずにデフレで頭が痛い」

安倍総理:「日本人の悪いところだな。さて、どうすればんだ?」

財務官僚:「どうやっても使わないなら政府吸い上げて使ってやりましょう!」

安倍総理:「どうやって?何に使う?」

財務官僚:「消費税で吸い上げて、公共工事が手っ取り早いかと・・・」

安倍総理:「そうだな。まずは3%ほど増税するかぁ」


こうして、増税の話がついたのかどうかは知る所でないが財務官僚に操られる安倍総理の姿が見て取れよう。

17年前に自民党の橋本竜太郎が消費税増税を決断(実行)した時、国民の生活が苦しくなり結果的に税収が増えるどころか落ち込んでしまい“不景気”に陥ってしまった歴史があります。この時、橋本氏は「大蔵官僚にだまされた」と言ったことを思い返せば今回の安倍総理も同じように「だまされた口」なのかも知れない。

趣味のように貯蓄する事が日本人の欠点としたなら、そればかり目について自分の欠点が全く見えていない安倍総理。結局真実を見失う結果になりそうな予感がしますね~。

冒頭に書いたプロメテウスは人間に袋を二つ用意しました。他人の欠点を入れた袋を前にぶら下げ、もう一つの袋は自分の欠点を入れた袋。それを自分の後ろにぶら下げさせました。そして人間は他人の欠点はよく見えても自分の欠点は見えない生き物となってしまうのです





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人間の愚かさ。

2014年06月11日 | イソップ
教訓めいたものが織り込まれているイソップ寓話ですが、私なりの言葉で書き出してみました。


ギリシャの七賢人の一人、クレオブリネが言った話だ。
月が母親に「体にぴったりの服を織ってくれよ」と頼んだ。
すると、母親は「お前にぴったりの服なんかあるものか。今は満月で大きいが、やがて三日月になって細くなる。そしてまた満月になって大きくなる・・・」
この話と同じように、愚かな人間にぴったり合う財産の量はないんじゃよ。なぜなら人間て生き物は、欲望や運で必要とする量が刻々と変るからのぉ。

まさにその通りですね。財産なくても幸せな人もいるし、何億有ってもまだ足りないと目ざとく稼ぐ長者もいる。量も問題ではなく己の気持ちの問題・・・←もっと欲しがる馬鹿オヤジ

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ミツバチとゼウス

2014年04月25日 | イソップ
教訓めいたものが織り込まれているイソップ寓話ですが、私なりの言葉で書き出してみました。

ミツバチは人間に飼われ毎日せっせと蜜を集めている。

ある時、ミツバチは自分の蜜を人間に与えるのが惜しくなった。

そして全能の神『ゼウス』のところへ行って申し出た。

ミツバチ:「ゼウス様、どうか蜂の巣に近付く者を針で刺し殺す力を下さい」

ゼウスはミツバチの妬みに腹を立て針で人間を刺すとその針が抜けて自分も死んでしまうようにした。


ミツバチは他の蜂とは違い針で人を指すと抜けなくなり、無理に抜くと針が体からちぎれてしまい自分も死んでしまいます。自分の役目をわきまえずに妬みを抱くとろくなことはないと言う事ですね。



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ノミとアスリート

2014年04月03日 | イソップ
教訓めいたものが織り込まれているイソップ寓話ですが、私なりの言葉で書き出してみました。

ノミがピョンピョンと跳ねてアスリートの足にとまった。
ひねりつぶしてやろうとアスリートはノミを追いかけるがノミはあっちにこっちに跳びまわり、やがて逃げて行ってしまった。アスリートはため息をつきながら・・・

「ヘラクレス(神)よ~、ノミごときに振り回されてるこの状態です。本当に本番競技で私を助けて下さるのですか?」

「命を取られるような危機でもないのに神に頼るな」って事ですね。頻繁に「神様お願いです!」を乱発していませんか?いざとなった時の為にその言葉は取っておいた方が良いのかも知れませんよ~


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ライオンの中のオオカミ。

2014年03月08日 | イソップ
教訓めいたものが織り込まれているイソップ寓話ですが、私なりの言葉で書き出してみました

オオカミの群れに大きくて強いボス的存在の者がいた。
そのオオカミのあだ名は“ライオン”。
そのオオカミは皆から一目置かれ、反抗する者はいなかった。
しかし、そのオオカミはチンケな群れのボスでいるより、百獣の王の仲間入りをしたくてオオカミの群れから離れライオンの群れに入って行った。それを見たキツネがからかって言った。

「“ライオン”さんよ。オオカミの中ではボスのあんたも本物のライオンの群れに入ったらただのオオカミにしか見えないよ。ふふふ」


日本のプロ野球界では人気・実力共にトップクラスの選手がアメリカ大リーグに入ったら控え選手に甘んじるって光景が有ります。「山の頂上から下を見下ろす者の遥か向こうには更に高い山があった」
「今の自分に満足がいかず更なる向上を求めるには今よりレベルの高い環境下に自分を置かねばならない」と言う意味の事をオリックスのエースを捨てアメリカ大リーグに渡った長谷川投手が言っていたのを思い出しました。



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