「日本経済新聞」の「日銀追加緩和、実質ゼロ金利に 資産買入基金5兆円 政策金利0.0~0.1%に下げ」( 2010/10/5 13:52 )
日本銀行が政策金利を引き下げ、事実上のゼロ金利政策を導入する金融緩和政策をとることを決めた。また、「資産買入基金」も創設し、実質ゼロ金利を継続することも明確にした、と報じられています。
日本も本格的に、「信用緩和」を含む金融緩和を行い始める、ということだと思います (「量的緩和と信用緩和」参照 ) 。
先日の為替介入に続き、金融緩和・円高阻止に向けた方針が示されたといえ、円高が止まり、株価上昇が始まる可能性が高くなったとみてよいのではないかと思います (「円売り介入の効果」参照 ) 。
これを受けて、かどうかはわかりませんが、為替は円安方向に動き、日経平均は上昇しています。
なお、私は、今朝、「デフレの脱出策と日銀の説明責任」に書いたように、今回の日銀の決定を支持してよいのではないかと思います。
日銀は5日開いた金融政策決定会合で、政策金利を現状の0.1%から0~0.1%に引き下げ、4年3カ月ぶりに事実上のゼロ金利政策を導入する追加の金融緩和策を決めた。国債や上場投資信託(REIT)などを5兆円規模で購入する「資産買入基金」も創設する。世界経済の減速や長引く円高で景気の下振れリスクが高まったと判断。物価の安定が展望できるまで実質ゼロ金利を継続することも明確にした。
日銀の白川方明総裁が5日午後3時半をめどに記者会見し、詳しい決定理由などを説明する。
日銀は期間3~6カ月の資金を低利で金融機関に貸し付ける「固定金利オペ(公開市場操作)」の拡充を軸に検討してきた。ただ、日銀内で「円高阻止やデフレ脱却への強い姿勢を示すため、もっと思い切った措置を講じるべきだ」との意見が強まり、より強力な緩和手段を導入すべきとの判断に傾いた。
米連邦準備理事会(FRB)は11月2~3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、国債買い増しを軸とする追加緩和に動くとの観測が強い。これを受けて円高が進んでいることも日銀に判断を急がせた。資金供給の拡充によって広い意味での「量的緩和」を進めれば、「日銀はFRBよりも金融緩和に消極的」との見方が薄れ、円高に歯止めが掛かりやすくなるとみている。
日本銀行が政策金利を引き下げ、事実上のゼロ金利政策を導入する金融緩和政策をとることを決めた。また、「資産買入基金」も創設し、実質ゼロ金利を継続することも明確にした、と報じられています。
日本も本格的に、「信用緩和」を含む金融緩和を行い始める、ということだと思います (「量的緩和と信用緩和」参照 ) 。
先日の為替介入に続き、金融緩和・円高阻止に向けた方針が示されたといえ、円高が止まり、株価上昇が始まる可能性が高くなったとみてよいのではないかと思います (「円売り介入の効果」参照 ) 。
これを受けて、かどうかはわかりませんが、為替は円安方向に動き、日経平均は上昇しています。
なお、私は、今朝、「デフレの脱出策と日銀の説明責任」に書いたように、今回の日銀の決定を支持してよいのではないかと思います。