なぜか暴力団組員になっている。暴力団事務所らしい雰囲気はないのだけど、狭くて暗い部屋にいて、35歳くらいの普通のサラリーマンのような男性に数万円のお金の取り立てに行くよう命じられる。ぼくは教えられた住所まで行くけど、相手をうまく見つけられずに、「いなかった」と言って手ぶらで戻ってくる。男はどなるでもなく、書類をめくって、また別の借入人のところに行くよう言ってくる。
それを何回か繰り返して、結局何も成果が出ないで、ぼくは申し訳ない気持ちになって事務所の中で黙って座っている。すると先輩組員たちから「研修」に行こうと誘われる。
何人かで坂を登って、公民館のような会場に入っていくんだけど、講師が整理券のない者は参加できないと言い出し、ぼくらはそれが何のことかわからないまま、ばらばらと会場を後にする。また坂道を下って組の事務所で戻ってくると、また取り立ての仕事が回ってくる。ぼくはもう組を辞めたいとおもうのだけど、それを言ったらボコボコにされるか殺されるっていう不安に襲われて言い出せない。こっそりと抜けるタイミングを狙うことにしたんだけど、それを悟られたのか、次に取り立てに行かされるときは2人で行くように言われて、戻ってきて、今度はこちらから取り立ての仕事はないかというんだけど、「そこに座っていろ」と命じられる。
なんとなく無駄に時間が流れていくようだけど、それ以上に自分の中に逃げる気力がなくなっていくのを感じる。
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