くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

お母さんに赤い靴

2016-11-08 22:33:37 | お母さん
母が元気な頃は、デンバーに住む母の姉が何年も前に送ってくれたナイキのシューズを履いて、近所のおばさんと夜ウォーキングをしていた。

いつしか。他にも靴はあるのに楽だからとそればかりを履き、かかとの部分を重い体で押し潰してつっかけのように履くようになってしまった。

わたしはかかとを踏んづけて靴を履く母を見るのが嫌だ。

歩きにくいよ。疲れるよ。危ないよ。みっともないよ。

何を言ってもダメ。

靴を買ってあげようと思った。赤くて可愛い靴。そうしたら、かかとを踏まずに履くようになるかな。

あまり期待はしていない。でも、ちゃんと履いて出掛けてくれたらやっぱり嬉しい。お母さん、喜ぶといいな。