3月になってしまった。2月はわさわさとあっという間に過ぎてしまい。そして、わたしはとても疲れている。わたしが疲れているというのに、春はうきうきしながらやってくる。インターシティ中庭の桜も準備に余念がない。
今日はミルキーの26歳のお誕生日。疲れ知らずの彼女は夜勤明け休みの今日は友人と出かけるそうで、ホームパーリーは明日に延期。ケーキを食べるだけなんだけれども。そして、いまだに気持ちだけは減量期のわたしも明日は恐れずにケーキを食べるつもりだ。先週、マイケルのお誕生日にもわたしは恐れず怯まず食べたばかりだけど。
ミルキーの一人暮らし計画は頓挫している。結局、我が家の最寄り駅の反対側、市役所通り沿いの駅から徒歩4分、15階建の11階、オートロック、床暖房の素敵なお部屋を内覧しすっごく気に入り、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、埼玉りそな銀行の3行に審査を申し込んで三菱UFJ銀行から満額の借入ができることがわかった。
でも。結婚するかどうかわからないけれど、結婚前の25歳の娘が貯金していた300万円を諸経費ですべて吐き出し、さらに3000万円のローンを背負う。貯金ゼロなのだから思い描いている家具、家電は買えない。素敵なお部屋に持っていくであろう布団を床に敷いて寝るのって、ちょっと違うかな。
月々のお給料のうち4割超の支払い。貯金はできない。遊びにも旅行にも行けない。どんなにその部屋が気に入っても、かつかつの毎日と引き換えに得る価値がそこにあるのか?
勢いが必要な時もあるけれど、今はその時ではなかった。不動産屋のわたし好みのイケメンがぐいぐいと営業をかけてきたけれど、ごめんなさいで終了。しょんぼりしている娘を見るのは辛いけれども、そこはそれ。もっと勉強しよう。とりあえず、順当に賃貸から始めることになった。ががが、勢いが削がれたミルキーはまたぬくぬくと何不自由ないぬるま湯に肩までどっぷり浸かり始め、お部屋探しはしていない。
まあまあ。まあまあ。人生はそんなに甘くないのだ。
我が家の別嬪さんが咲いた。変わらず、変わらず、今朝も美人だ。

我が家の別嬪さんが咲いた。変わらず、変わらず、今朝も美人だ。