歳をとるといいことがあります。
聞きたいことを遠慮せず,ズゲズゲ聞けるようになれるのは,年齢を重ねた「備後のお嬢様」(nonnさん命名)の特権です。(笑)福山市
蓮華(れんか)に通い始めて2回目の時、ふとお客さんとオーナーのやり取りを小耳にはさんだ私。「日曜日の昼は,予約のみなんですよ。平日とは違う材料を使っているので。」という内容に,耳がダンボ。
かくして,その日(土曜日)の支払い時に即!「翌日の日曜日の予約」をして帰ったワタシ。(笑)
当日は,ものすっごい土砂降りの大雨!
それにもめげず,チャリダーの私は、行きましたよ。頭から滴り落ちる雨の雫を拭きつつ,お店に入って,何が出てくるのかを待っていたら…
前菜「鶏の梅ソース」
一目見ただけで鶏の質が違うのがわかる!
「これ、タブン、とっても良い鶏だ。」
おまけに皮がサクッとして、食べる前から、期待大。
案の状、食べてみたら、鶏の味が違います。
梅ソースがかかった鶏は,ほんのり温かくて,中華というより、和風テイスト。口の中に,いつまでも鶏の旨みの余韻が漂ってました…。
メイン「豚ほほ肉の黒酢煮チャーハン」
この豚ほほ肉ってば,箸を入れただけで,ホロホロとくずれてしまうほど,柔らかくて,やさしい味付け。
あまりの柔らかさに驚いていたら,2日間煮込んだ後,何段かの過程を踏んで,手の込んだ味付けをしたものなんだそう。
豚ほほ肉が載ってるチャーハンには長ネギが入っていて,これがまた良い按配にマッチして面白い組み合わせ。
サラッとした味付けのチャーハンは,全然ギトギトしてなくて、アッサリ味。他の中華料理店のチャーハンとは,まるで違う,初めて食べる独特のチャーハンに驚きました。
箸休め 「天然鮎のオイル出汁」
これがまた美味しくて,頭から尻尾まで全部お腹の中へ。(笑)
デザート「レモンとパイナップルを混ぜたシャーベット」
さて,この日は、初来店の若い衆をつれてきた、常連さんとおぼしき人とオーナーの会話が耳に入ってきたんですが、その話が面白かった。
若い衆が「麻婆豆腐が食べたい」と言ったらメニューには載ってなかったらしくて。
(そういえば、私、ここのメニューブックって見たこと無いなぁ。だって,毎日,筆書きの日替わりメニュー表が出てくるんだもん!)
そしたら、オーナーが即答で「作りますよ。定番はメニューに載せてないんです。載せてなくても出ちゃうから。」
さらに,常連さんは「俺は辛めがいいなぁ。」,若い衆は「僕は辛いのは、ちょっと…」と言えば,「辛さも味も、言ってもらったら変えますよ。」って。
そして、トドメは「言ってもらったら,何でも作りますよ。材料があったら。」というオーナー。何気にボソッと言うその姿が…
「くぅ~!かっくいいー!」
この初めての「日曜限定の予約制ランチ」に満足した私は,支払いの時に,もう次の日曜日の予約をして帰りましたとさ。(笑)
←5月23日編の記録です
PS 帰る時,外まで見送ってくれたオーナーさん。おもむろにクルッとお店の中に入っていった、と思ったら、タオルを持って来て,びしょ濡れになったチャリを拭いてくださいました。
もー感激しました。「謝謝~」です
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