1月10日(夕食)
さて、デフレ時代に合わせて「お安く手軽に」がテーマの食事。
今夜は、簡単メキシコ料理をつくることに。
メキシコ料理の店は、ずいぶんたくさんあるけれど、
本来は「お安く手軽に」のはずが、「お高く味はいまいち」のところが多い。
トーテアさえあれば、メキシコ料理は簡単。
最近はスーパーにカゴメのサルサも置いてあるので、
自分でつくってしまうのがいちばんだ。
なかでも超がつくほど簡単なのが、肉野菜炒めのファヒタ。
ビーフ、チキン、ポーク、海老、なんでもOK。
薄切りした肉をニンニク、オリーブオイル、レモン汁、
それとコリアンダー、塩・コショーでマリネし、
短冊切りした玉ねぎ、赤・青ピーマンと一緒に炒めるだけ。
まずはマリネした肉や海老を炒め、
いったん取り出してから、野菜を炒めて、最後に一緒にする。
こうすると、肉が固くならないが、面倒ならばいっしょに炒めてもいい。
ただし、最後は強火で焦げ色をつけるのがミソ。
こうすると、単なる野菜炒めがメキシコ風になるから不思議。
メキシコ料理となると、豆が欠かせない。
定番のリフライドビーンズは、茹でたキドニー・ビーンズを
炒めた玉ねぎと一緒にオイルの入ったフライパンに入れ、
炒めながらつぶして、溶けるチーズと混ぜるが、
私は茹でた金時豆を”リフライド”(もういちど炒める)せず、
熱湯で温めてからつぶして、サワークリームやカッテージチーズと混ぜる。
今回は、自家製カッテージチーズがあるので、これを使うことにする。
我が家の冷凍庫には、茹でた豆がいつも冷凍中。
黒豆、ひよこ豆、金時豆、小豆と、そのときどきで違うが、
小分けにして冷凍しておくと、ディップ、スープ、煮込み、サラダと、
いろんな料理に使えて便利だ。
今回はちょうど金時豆があったので、それを熱湯に。
イモ類もそうだけど、豆をつぶすときは、熱いほうがよくつぶれる。
ほどよくつぶれたら、カッテージチーズとレモン汁を加え、
塩・コショーも加えて味をみる。
味が物足りないときには、クリームチーズや溶けるチーズを加えるとコクが出る。
これで豆料理も出来上がり。
もうひとつ欠かせないのが、アボカド・ディップのワカモレ。
これは玉ねぎとトマトをみじん切りし、レモン汁とコリアンダー、
すりおろしニンニクもちょっぴり混ぜて、アボカドと一緒につぶす。
塩・コショーで味を決めたら、もう完成。
あとは生野菜を少し用意して、
冷凍のトーティアをチンすれば、おいしいチキンファヒタのコースが、
家にいながらにして、たっぷり食べられる。
ディップや野菜を好きなように入れて、
巻き巻きして、どうぞ。
ファヒタと豆が残ったら、溶けるチーズと一緒に巻いて冷凍しておけば、
絶好のランチになるので、お試しください。