MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

児童書の読み聞かせを通じて、物語を楽しむ

2016年01月04日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
息子が寝る前に持ってくる本が、絵本から児童書に変わって、
1年半くらいが経ちました。

小3くらいになると、もう親が本を読み聞かせするよりも、
自力で読んでほしいのですが、児童書はなかなか読んでくれません。

思えば私自身、子供のころは活字の本が苦手で、小3くらいのときは
マンガばかり読んでおり、活字だらけの児童書には興味がありませんでした。

なので、活字だらけの本をなかなか読む気になれない、
息子の気持ちがよくわかります。

しばらくは児童書を自力で読むことにこだわるよりも、
児童書の面白さを読み聞かせを通じて、一緒に体験していきたいです。

今年の秋ごろは、歴史関係の本ばかりリクエストされていましたが、
最近は『チョコレート工場の秘密』(1)を書いた、
ロアルド・ダール(以下ダール)の作品をよくリクエストされます。



長い物語ですが、挿絵が多く、文章もリズミカルなので、読み手を退屈させません。

文庫みたいな小さな本だし、字もとても小さいし、
息子にはまだ無理だろうと思っていたのですが、
物語の展開の面白さにハマり、毎日読んでもらうのを楽しみにしています。

今日は『チョコレート工場の秘密』の関連本の、『ガラスの大エレベーター』を、
一人で少しだけ読んでいたので、「物語の続きが知りたい」という気持ちが、
少しずつですが育っているのがわかりました。

子どもは、面白い本と出合いたがっていますし、その世界を楽しみたいのです。
今は読めなくても、読めるようになる時が必ず来るでしょう。

その日が来るのを、気長に待ちたいと思います。

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【注】

(1)ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。

(2)ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『ガラスの大エレベーター』 評論社、2005年。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 /柳瀬尚紀 訳 『チョコレート工場の秘密』 評論社、2005年。
「昨年末から毎日息子と寝る前に読んでいる本。児童書が苦手な子にもおすすめ」(児童書)

★ パット=ハッチンス 作 /わらなべしげお 訳 『おたんじょうびおめでとう!』 偕成社、1980年。
「もうすぐ誕生日を迎える娘が、最近よくリクエストしてくる。子どもの心をよく理解している絵本。」(再読)


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