MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

絵本の読み聞かせの魅力を伝えたい!本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

小4息子の読書力がついてきた

2016年12月17日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
今年も残すところ、あと半月程となりました。

少し早めに大掃除に取り掛かったからか、大掃除はほぼ終了したものの、
年賀状書きや、毎日の家事、年末イベントの準備など、
あわただしい日々を送っています。

今日はちょっと嬉しかったことがあったので、ブログで紹介したいと思います。

小4の息子が小さい時から、いつも絵本を片手に読み聞かせをしていました。
私も息子もその時間がとても好きだったからです。

本が好きな子は国語力があるので、小学校に入っても、
勉強に困らないと聞いたことがありました。

それらを狙って絵本を読んでいたわけではないので、
国語力に関してはあまり気にしていなかったのですが、
息子の苦手な科目が「国語」であることに、引っかかりを感じていました。

得意なのは算数や理科。
夫が理系タイプなのですが、息子も理系タイプのようで、
文章を書くのは大の苦手。文章を読む限り、作文能力は小学1年生の子より低そうです。

活字を読むことも好きではなく、家でも読書というよりは、
絵本や図鑑の絵や写真を眺めているような感じで、
読書には程遠い生活を送っていましたが、それでもいいと思っていました。(1)

息子はノンフィクションが好きなので、私はよく図書館で、
挿絵や写真の多い、ノンフィクションの本を借りてきました。

家にさりげなく置いておくと

「おもしろそう!!」

と言い、寝る前に満足げな顔で本を持ってきました。

小が校4年生にもなって、子どもが自分で本を読まずに、
親に読んでもらうなんて、甘やかしだろうか?
子どもが自ら読書をする機会をなくしてしまっていないだろうか?
と、悩むこともありました。

それでも、本人が望むうちは、寝る前の読み聞かを続けようと決めていました。
読書だけでなく、心のケアにもなると思っていたからです。

しかし、小4も後半に差し掛かったころから、息子に変化が出始めてきました。
活字の多い本を、手に取るようになってきたのです。


左側が娘の絵本コーナー、右側が息子の児童書コーナー(外にもあります)

あまり寄り付かなかった児童書の本棚から、本を取り出し、
夢中になって読んでいる姿を、よく見かけるようになりました。

最初から最後までは読んでいないかもしれませんが、
拾い読みはしていると思います。

今までは、家にあっても興味を持たれなかった本が、
手に取られるようになったのです。

これは私の予想なのですが、小4になり、国語の教科書に出てくる作品も、
活字の占める割合が増えてきました。

学校から国語の教科書を音読する宿題が出ているのですが、
音読で字を読むのに少し慣れ、長い文章も読めるようになったのだと思います。

といっても、小学2年生向けくらいの本を、やっと一人で少し読めるようになった程度ですが、
親の私から見たら大進歩です。

寝る前の読み聞かせでは、小学3、4年生向けの本を読むことが多く、
ノンフィクションなどだと、5,6年生向けの本も楽しみます。

本来なら自力で読めるのが理想ですが、読んでもらうことで、
その年齢に出合っておきたい、読みたい作品を楽しむことができたのは、
よかったと思っています。

読書力をつけようと思って、読み聞かせをしてきたわけではなかったので、
結果的に、少しずつ読書力がついてきたことは、嬉しい誤算でした。

小学校時代は、本が好き!という気持ちや、本と仲良くなることが大事なのだと、
改めて感じました。

我が家のように、小さいころから絵本を読み聞かせしていても、
読書は苦手という子はいるのではないかと想像しています。

年齢を重ね、読書力が追い付いてきたとき、
自ら本を手に取ってくれたら、万々歳なのかなと思いました。

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【注】

(1) 過去ログ 「小学1年生の息子に読書を強制しない」 「息子は活字が苦手・・・でも物語が大好き!」 「本は楽しむものでしょ?」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ 城嶋充 『義足でかがやく』 講談社、2016年。
「息子が今、寝る前に読んでいるノンフィクション。スポーツが好きな子におすすめ。」(児童書)


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