MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

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“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

音読

2002年09月18日 | 大学院修士1年(通学)
ちょっと現実逃避をして、一葉の作品
『十三夜』を読んでいました。
以前も読んだことがあるのですが、今回は音読をしました。

私の場合、もう主人公になりきって台詞を読むように読むので
自分で読んでいて、ドラマをやっているような気分になり
一葉作品にぐんぐん吸い込まれていきます。

小学館から出ている全集は、漢字が現代のものに直してあり、ルビも多いので音読にはぴったりです。
しかも会話にカギカッコがついているので嬉しい。
(引用には使うのは危険ですが・・・)

この全集のまえがきに「ぜひとも音読をしてほしい」と書いてあるのですが、私も音読は強くオススメします。
それまでリズムなんてこだわらなかったのですが
音読をしてみると、一葉作品のリズムを実感できます。

雅俗の文章は読みにくいと言われますが
そういった文が苦手な私でも
注を読まなくても内容が把握できます。
(『十三夜』などの会話文の多い作品は読みやすいです)

音読というのは意外と見過ごされがちですが
私はこれに着目したいなぁって思いました。

一葉以外の作品でも、音読をするととてもいい感じの作品があり、
他の作品にはそういったリズムをそんなに感じなかったのですが
その作品は自然なリズムが作品の会話の中であり、興味を持ちました。
リズムは私の中のキーワードになるなと思いました。

こうやって何に興味があるのかなどが、院での勉強を通じて発見できると嬉しかったりします。
それが今後に生かせたらと思っています。
私にしかできない発表をしたいな。