HOBNOBlog

ロンドンから徒然に

晴れた日の大聖堂

2010-01-21 | 旅・イベント
 以前シアトルで見つけた絵葉書のことを書いたことがあります。グレー一色に塗りつぶされた隅っこに小さく“シアトルの空”と書かれていました(この手の絵葉書は実はありふれたもので、各地に存在するのだということが後で分かりましたが)。事ほど左様にこの地の空は滞在中ずっと厚い雲に覆われていたような記憶があります。

 実はケルンも同じ印象だったのです。
 と言ってもやっと2回目の訪問なので、土地のせいなのか冬場のヨーロッパにありがちな気候のせいなのかは分かりません。ともかく2年前のブログを読み返しても、やはり天気は悪かったと書いてあります。(そう言えば前回は雨にも祟られたなぁ。今思い出した)
 ところが今日は朝起きた時から快晴です。仕事を終えてロンドンまでの帰りの飛行機に乗るまでの時間、改めて街を歩いてみました。

 中央駅の真横に位置しているということもあって、必ず大聖堂は目に飛び込んできます。やはり青空と太陽の光に恵まれると壁の色のニュアンスも違って、また新たな美しさを発見します。




 中に入るとこれまた夕方や夜とは違ってステンドグラスの光が生きてきます。降り注ぐ光は内部に美しい色の虹を創り出して何とも言えない幻想的な空間を醸し出します。僧衣の赤も映えます。
 



 こうしていつも色んな寺院を各地で訪ねる度に神聖な気持ちになって、今日から生まれ変わって良い人間になろうと決心するんですが.....(苦笑)