英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

apologizeするということ

2011年04月13日 20時50分48秒 | 日記
まあ、色々な場面で、

「大変なご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫びいたします」

みたいな謝罪(?)をよく耳にしますが、、、私には日本人がよく使うこの言葉の意味が全く理解できないんです。ずーーーと、昔から思っています。

”何に対して”謝っているのか?本来ならどういう行動を取っておくべきで、そのどれができなかった事に対して謝っているのか、全く意味が読み取れないケースがほとんどだからです。

「10分遅れてごめんなさい」、「宿題わすれてごめんなさい」、「前方不注意で車ぶつけてごめんなさい」、「点検怠けてごめんなさい」、「契約書の第xx条の第xx項を履行できずにごめんなさい」等々、なら分かるのです。しかし、ただ、「迷惑かけてごめんなさい」では、何を指してapologizeしているのかさっぱり分からない。更に言えば、それを明確に示されない以上、また同じ事をやられるんじゃないかという疑念も拭えない。

逆に、例え結果的に迷惑をかけてしまったとしても、あらかじめやるべき義務は完璧に果たしていて、本当の意味でどうしようもない想定外の不幸・不運によって発生してしまった迷惑なら、謝らなくてもいいんです。

例えば電車が遅れたような場合、車両故障とか信号機故障なら「遅れて申し訳ございません」と謝ってもらうのはもっともですが、災害とか、鉄道会社には責任のない人身事故とか、予想できない混雑とか、そういうので「遅れて申し訳ございません」なんて言われても、私なんかは逆に不愉快です。「じゃあ、遅れないように前もって何らかの対策を起こすことは可能だったのか?もし可能じゃないのなら、何をどうすべきだったという文脈もなしに謝っているのか?意味が分からん」と感じるからです。

どうも日本人の「申し訳ございません」は、「お願いだからこれ以上怒らないでね」にしか、聞こえません。