英語・ダイエット・その他徒然なるままに

趣味の英語学習(TOEIC 970点)やダイエットの成功談など、色々書いていきます。

和英辞典の暗記

2011年04月10日 22時55分22秒 | 英語
実は、もう1つやろうと考えていることがありまして。表題の通りです。

クレイジーだと揶揄されそうですが、アウトプットの能力を磨くには結構有効だと、昔から考えています(中学生くらいの頃から)。実は何度も挑戦しては挫折しているのですが、ちょっと本気でやってみようかなと。

別に、本当に隅から隅まで完璧に暗記するつもりはありません。ほとんどの表現は、まあ自分でも何とか引っ張りだせる程度のモノですから。読み物でも読むような感じで目を通していって、新しい発見があった所だけ注意して印でも付けておけばいいんです。「これ英語で何て言うんだっけ?」というのがかなり減らせると思うのです。

日本語をキーに暗記する作業になるので、絶対に覚えやすいし、面白いはずです。例えば、いま風邪をひいていて体がだるいのですが、この”だるい”を引くと

languid

とあります。当然、こんな単語は知っていますので、「ああ、体がだるいのもlanguidでいいのか」と、ある程度の語彙力があれば自然に消化していけるのです。sluggishも使えるようですが、こんな単語も当然知っています。だから、自然にどんどん頭に入っていきます。”足がだるい”は

My legs feel heavy.

だそうです。へぇーって感じですよね。別に”暗記”ってほどのもんじゃないでしょう。このへぇー、を増やしていけばいいだけ。

こういう勉強も、ある程度の語彙力が既にあれば、スムーズに進めていけるんです。

和英辞典など邪道だと言う”達人”もいます。私は邪道でも何でもいいと思います。ってか、そんな事はどうでもいい。実際に、読んでて非常に面白いですから、へぇー、こういう風に言えばいいんだ、と面白い発見に沢山出会えます。宝の山です。

通勤電車で辞書なんか読んでたら、ますます変な目で見られるでしょうけど。。。



18年をちょっと振り返ってみて

2011年04月10日 01時02分44秒 | 英語
まあ別に、何を成し遂げたというわけでもないので、振り返る必要もないのですが。

社会人になって、色々と考えることもあり、会社で初めて受けさせられたTOEICが同期の連中の中でも芳しい方ではなかった(665点、たぶんビリ)だったこともあり、”英語の勉強でもしてみるかなー”と思い立って、もう18年も経っちゃいました。

ずいぶんと沢山の英語関連の教材、読み物を買い漁ったもので、自宅には所狭しと英語関連の書籍がならんでいます。引越しのたびに英語の本だけでダンボール10箱近くにもなるので、「英語の先生なんですか?」と間違われてしまうくらいです。ずいぶんと色々と手を出したものです。そのくせ実力はまだまだなんですが。

今から思えば、「なんでこんなクダラナイ本を」というような物もあります。やはり人間、18年も経てばそれなりに大人になるんでしょうね。若い頃夢中になって嵌った英語達人とかの本が、今となっては「なんだかなー」なんて思っちゃったりして。若い頃というのは誰でも大概ウブなので、センセーショナルな書き方をしているモノに憧れちゃったり惹かれちゃったりするものですが、大人になると、そういうモノに引っかからなくなるもんですね。まあ、書いた人も”若気の至り”なんて思ってるかも知れませんが。

”大人”になった私が今になって思うに、いい師、いい本、いい教材といえるモノの条件として、「あまりヒステリックになっていない物」というのがあるんじゃないかと思います。これは、positiveな方向にもnegativeな方向にも偏り過ぎていない、つまり、「英語なんて言葉なんだから誰でもできるようになる」という極端な楽観論でもなければ、「普通の日本人が英語なんかやったって、絶対にできるようにはならない」という極端な否定論でもないもの、がいいんじゃないかと思います。まあ後者に関してはある種真実だと思わなくもないですが、それを言っても始まりませんからねぇ。甘すぎず辛すぎず、それぞれが目指すレベルに応じた冷静な現実解が示されているもの、です。そういう意味では、あまり高いレベルには対応できないけれど、近年の受験参考書には優れたものが多いと思います。まあ、方法論が確立されている分野だからなんでしょうけど。

いわゆる「英語達人」的なもてはやされ方をされている方々の本も、最近は読まなくなりました。昔は読み漁っていましたが。もちろん、常人にはできない努力をされている凄い方々ばかりではあり(中には変なのもありますが)、英語の勉強と言われても何をして良いものか全く分からないような人には、そういう達人たちの武勇伝や斬新なモノの考え方は参考になる部分が多いと思います。彼らは基本的に”辛口”ですから、甘い考えを叩き直してくれるのは間違いありません。しかし、私なんかはもう、お腹一杯。達人たちの”武勇伝”に酔う段階はもう卒業で、人生トータルとしてどこまでやるのか、他の事をどこまで犠牲にできるのかできないのか、そういう事を考えないといけない段階になっているからです。もう、人のアドバイス云々ではなく、”自分自身の人生”として考えなきゃいけないんです。

もう少し方法論的な見方をするなら、当たり前のことを当たり前に、誠実に説いているモノが信用できると思います。語彙は中学レベルで十分とか、知識よりも度胸とか、いわゆる”受けのいい”極論に走っているモノはダメ。単語や熟語を覚えては忘れ、覚えては忘れ、そういう地味な作業が当然必要なのは、ちょっと考えれば分かるはず。不自然な主張をしているモノはダメです。まあ、当たり前の事を書いても売れないんでしょうけど、そこら辺はちゃんと見極めてください。

でも、あまりにクソ真面目すぎるもの、TOEICとかそういう方面の評価一点張りの、あまりにステレオタイプ的なモノもダメです。やはりある程度面白みや刺激のあるものでないと学習が続きませんし、あまりにステレオタイプのものはあなたの言語学習に対する誤解を解きほぐしてはくれません。この辺が難しいのですが、できない人ほど、語学学習に対する誤解も多いもので、この辺をちゃんと啓蒙してくれる、ある程度インパクトがあるモノ(でもウソで塗り固められたものではないもの)でないといけないのも事実です。

極論に走っておらず、でも、一般の人々が陥りがちな誤解をきちんと解きほぐしてくれる正しいインパクトのあるモノ、そういうモノを選ばないといけません。

自分自身に関していうなら、良いモノ、変なモノ、色々なモノに触れてきて、自分でもある程度苦しんできて、そういう営みをする中で、まともなモノとそうでないモノの見極めがつくようになった、という感じです。本屋さんの本棚にならんでいる本なんて、本当に玉石混交です。

TOEICに関していうなら、950オーバーや990点満点ならともかく、900点ちょっとの点数で本を書くなんてのも、正直、理解し難いものがあります。本を出すって、そんなに”軽々しい”ことではないと思うのですが。ほとんど、何とか大学の合格体験記に近いモノのような気がします(笑)。