昨日は阿仁合と森吉山を舞台にして鴻池朋子さんが指導されている、
東京藝大の複合表現演習の締めの懇親会のお手伝いに、
秋田ハンズクラフト隊の一員として行ってきました。
お手伝いも今年で3回目ですが、特に今年は懇親会のお料理も授業の一環になっていて、
題して「秋田の食文化講義」。
阿仁合テーブルランナーのみなさんと強力タッグを組み、
和気あいあい&素晴らしい連係プレーで頑張りました。
全てのお料理に秋田の食材を使った、東海林先生が考えた献立です。
どうです?美味しそうでしょう?
私のテーブルの女子学生さんなんて、「キリタンポ大盛りでお代わり!」はするし、
何でも固めちゃう秋田の寒天文化の中でも、
特に全国的にも珍しいと思われる「サラダ寒天」(差し入れでした。)を
「美味しい!」を連呼して食べること食べること。
お隣のテーブルに残っていたものまで食べていました(笑)。
私も食べるのが大好きなので、「沢山食べる人」を見るとつい頬が緩んじゃいますね~。
今年も学生さんたちに喜んでもらえたみたいで、私たちも頑張り甲斐がありました。
キリタンポや天ぷら・もち米のおにぎりに使ったのは阿仁合の山の奥で採れた天然もの。
今年は豊作だそうで、ものすごく大きい!そして姿の美しいこと。
やはり天然ものは歯ごたえもよく、香りが別格。
見つけた人が嬉しくて舞を舞ったから「舞茸」と言う名がついたとか、
見つけた場所を他の人に知られたくないから山に入る時は一人で行くとか、
見つけた場所は我が子にも教えないとか、
いろいろなエピソードが面白おかしく伝えられていますが、
それも納得の秋田のキノコの王様です。
いやあ、美味しかったなあ!
そして、デザートは先生の創作スウィーツ「森吉山」と題された甘酒と枝豆の二層ゼリー。
雪を頂いた森吉山ですね~。
どこからこういう発想が生まれるんでしょう?
枝豆の香りが口の中で広がる絶品。
例の学生さんが「これ美味しい!」と言って、
3個ほど食べていたのを私見逃しておりませんよ。(笑)
さて、私が汗をかきかき頑張ったのは、ラタトゥイユ。
だいぶ前にブログに「思ったより美味しくない。」と書いた記憶があるのですが、
その原因が分かったよ!
順番が違ってました。そして、手間の掛け方が全く不十分でした。
先生の旦那様がル・クルーゼのレシピ(レシピはこちら)で作ったらとても美味しかったと言うことで、
東海林家では以来定番のレシピになっているのだとか。
最初にトマトソースを作って、そこに1種類ずつ炒めては投下し、煮込むんですって。
今まで私、野菜を一気に炒めて煮ていました。
だから水分が足りなくて水を足したり、コクが無くてベーコンを投入したり…。
昨日はお教え通り(笑)しっかり手順を守って作らせていただいたのですが、
これ、本当に味付けは塩だけなの?と言うくらい、コクや甘みが出ていました。
そして、今年も作り手である小野さんのデモンストレーション付きで、
自家製の生ハムをご馳走になりましたよ。
手間暇がかかる究極のスローフード!
また食べられるとは思わなかったなあ。
どれもこれも、ご馳走様でした!