
今日の朝食は秋をふんだんに頂きました。
柿でしょう。葡萄でしょう。
そして、じゃじゃああん、母作の栗の渋皮煮です。
昨夜「お友達から大きな栗を貰ったから、去年あなたに教えてもらった渋皮煮を作ってみたわ。少しあげるね。」と、
鼻をピクピクさせて自慢げにのたもうた母。
母さん、感謝です!
昨年鬼皮を剥く時に力を入れすぎて腱鞘炎みたいになり、
暫く右手の親指の付け根と第一関節が痛かったので、
今年は作らないつもりだったのです。
だから今年は口に入らないだろうと思っていたので、
今朝早速食卓に乗せたわけ。

見事じゃないですか?
綺麗に鬼皮だけ剥けてます。
少し色が薄いけど、見た目は合格点です。
この「見た目」ってとこが実はこのお話のポイントなのですが…。
さあ、観賞し終わったら食べましょう。
フォークで切ってガブリ。
ん?なんだこりゃ?
味がついてない!甘くな~い。
即電話しました。
「かあさん、栗は凄く綺麗な形なんだけど、これってちゃんと煮たの?」って、
ストレートに聞きました。
「あら、もちろんよ。」と不思議そう。
「あのー、全く味がしないんですけど。」と娘は厳しく追及しました。
「え?渋皮煮っておかずじゃないの?お砂糖少ししか入れなかったわよ。」って、
おいおい、かあさん去年試食させたでしょう?
「かあさん、渋皮煮はね、和風のマロングラッセみたいなものなのよ。
甘くなくっちゃ美味しくないの。
それに保存が効くようにしっかり味をつけるのよ。」と言ったら、
「あらそうだっけ?」ですと。
我が母はこういう「天然」の人なのです。
ひとまず、ご馳走様でした。