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大阪の真実!堂々の遊郭ゾーンがある

2016-11-20 01:14:39 | 人間


人間の最古の職業は「売春」だとされている。男と女がいる限り、未来永劫、この
職業はなくならない。

現在も大阪にはその職業?が、堂々と行われている地域がある。ここで大切なのは、
「堂々」ということである。オランダ・アムステルダムの「飾り窓の女」は国営と
いう話も聞いたが、大阪の「飛田新地」は民営である。天王寺、阿倍野駅から、7、
8分も歩けばその地域に遭遇する。飛田は日本最大の遊郭で、今も100軒以上の店が
並んでいる。

初めて行った人は驚くと思う。まるで映画のセットのように売春街は存在するのだ。
和風旅館のような建物に、客を斡旋するやり手婆の存在。そのあたりを歩くと、「兄
ちゃん、ええ娘おるで。どんな娘が好みやの?」と、婆が声をかけて来る。そして、
その店の前に行き、暖簾の向こうを見ると、二十歳前後の若い娘が「二コツ」と笑顔
を作るのだ。

大阪に出張で来る人たちに、この界隈を案内するのがステータスだった。新世界の
「ずぼらや」でてっちりを食べ、その酔い覚ましに飛田新地を歩き、そしてタクシー
を拾って、ミナミの千日前のキャバレー「ミス・大阪」に行く。このゴールデンルート
に満足しない人はいなかった。もちろん、飛田は歩いて冷かすだけで、遊郭には上がら
ない。遊びたい方は、後日どうぞ…という含みである。

ある時、今のさいたま市の元警察署長(10年前)と酒の席をともにしたことがあった。
悪いと思いながら、その反応が見たくて、このゴールデンルートを案内したのである。
その署長は言った。「おいおい、○○府警はどうなっているんだ。これは完全に赤線(売春
地帯)じゃないか!」と。へ~、同じ日本の警察なのに、管轄が違うと規制も違うのか?と、
思ったので調べてみると、飛田新地の場合、売春宿ではなく、それは料理旅館であって、
その中で発生する恋愛である…という苦しい解釈だった。

これを許す警察もどうかと思うが、大阪人の自由奔放な思想?で成り立っているように思う。
本当に大阪は不思議な街である。しかし、東京、名古屋、福岡、どの町も売春に値する女性
の組織は限りなくある。それなら、おおっぴらにその姿を披露している大阪の方が好きかも
知れない(詭弁である)。

ただ、この伝統的な売春ゾーンも今や中国や韓国、その他の観光客が半数以上を占めるという。
嘆かわしいことだが、日本人もセックスアニマルととして東南アジアを訪れた時代があった。
これはいくら杞憂しても変わらない、アジアに限らず、全世界の男と女の真実なのである。


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