満天の星空が見たい!

温泉旅がメインの生活。酒とグルメとミステリ小説、ごくたまに失恋の話。

旅行に持って行って重宝するものは?

2016-05-31 12:32:38 | お題
写真は、今なお、高級温泉ホテルとして活躍している南紀・白浜温泉「ホテル川久」。


お題で、「旅行に持って行くと便利なもの」というのがあった。自分は国内旅行ばかりだが、行くたびに不便を感じるものはある。その一番手はタオルである。と言っても、普通のタオルではない。ボディタオルと言うのか?昔はへちまを乾燥させたものを使っていたらしいが、今はナイロン系のものがある。ごわごわしたあの感触がたまらないのだ。

ホテル、旅館に備え付けのタオルは当たり前だが、普通のタオルである。これがいけない。体を洗おうとボディシャンプーをつけるのだが、まるで泡が立たない。それどころか、ボディーシャンプーをはじくような感じさえある。仕方なく、ちょろちょろと洗うのだが、当然満足感は得られない。だから、百円ショップで買ったナイロンのごわごわボディタオルを持っていく。これで体を洗えば、気分一新である。

最近は宿泊者に気を使ってか、部屋の中の冷蔵庫が空という宿が多い。歳を取って、更年期障害が間近かなのか、なかなか寝られない夜もある。その時のために、ウィスキーの小瓶。これが重宝する。人間の心理は常に安心感を求めていて、「アルコールを持っている!」と言うだけで寝られる(もちろん、酒飲みの願望である)

今の若い人は馴染みがないかも知れないが、「仁丹」は重宝する。二日酔いで気分が悪くなったり、悪心にはまったり、どっぷり疲れたり、口臭が気になったり、そんな時に仁丹の効用は計り知れない。仁丹は生薬である。にが~いあの味が精神安定に結びつく。伊達に、長年売れていたわけではない。乗り物酔いにも絶大な効果を発揮する。

最後は、やっぱり情報収集関係。タブレットは勇気凛凛、どんな状況も克服する。特に交通関係と、食べログは、旅行を楽しむためには不可欠のような気がする。昔みたいに、出会いがしらの旅もいいが、今は田舎も情報に左右されていて、スピード化している。でも、その地方の情緒にはふれたい。そのための旅行である。

今、楽しんでいるのは、朝食付きの温泉ホテルに連泊し、居酒屋で酒を飲み、その居酒屋の店主にお薦めのスナック、バーを教えてもらい、地方の情緒を楽しむと言ったパターン。楽しいけど、二日酔いがしんどい(自業自得だが)。

ビートルズの名曲、「イエスタディ」をアカペラで

2016-02-10 16:07:08 | お題


ビートルズで一番好きな曲は、少しマイナーだけど、「オー!ダーリン」
である。若いころは、激しいビートの曲を好み、その大音響に大人たちが
顔をしかめ、両手で耳を押さえながら通り過ぎていたのを思い出す(笑)

しかし、自分たちが実際にバンドを組み、最初に練習したのは、「イエス
タディ」だった。ボーカル担当の自分がこの曲を歌いたかっただけの話で、
ギターや、ドラムスの演奏組は、「なんの練習にもならん!」と、拗ねて
いたが、「パーティーを開けば、こんな静かな曲も必要だろ?」と、納得
させたのを覚えている。

今でも「イエスタディ」は、カラオケで歌うことがある。歌っている途中で、
高校時代に青春を共にしたあのメンバーはどうしているのだろう…と、セ
ンチメンタルになったりする。自分が発作的に大阪に出てきて、その後何
十年も連絡しなかったのだ。

正月に帰郷(山口県周南市)し、大阪に帰る新幹線で、右斜め前の席に、サ
イドギター担当の男らしき人物が乗っていた。

その男は、リーダー格だったドラムスの友人で、他の高校だったから、あ
まり話をしなかった。しかも隣の女性と話が盛り上がっていた。どうしよ
う?どうしよう?と、逡巡しているうちに、そのカップルは広島で降りて
しまった。降りたとたんに悔んだ。俺はいったい何を弱気になっていたん
だ!と。あのメンバーたちと会いたくて仕方がなかったのに…。

この前、何かの雑誌で、…ポール・マッカトニーが1980年に来日した時、
空港で大麻所持を見つけられ、留置場に入れられた。その時に、留置場の
誰かが「イェスタディ」をリクエストしたら、陽気に「オッケー」と言い、
何かでリズムを取りながら歌ってくれた…という話を目にした。

その歌声は留置場の隅々まで響き渡り、皆はシーンとなってその声に聴き
惚れた。その清純な響きに感動したある男は出所して極道をやめ、当時の
様子を書いて本にし、今でもその語り部になっているらしい。

当時のポールは、ビートルズ解散から9年。新しいグループを作ったものの、
ビートル時代の歌は滅多に歌わなかったらしい。それが、比較的音声が通る
留置場の中で、アカペラの「イエスタディ」を披露したのだから、聞いた人
は超、超ラッキーと言えるだろう。

この歌は名曲として、これからも歌い継がれていくに違いない。