満天の星空が見たい!

温泉旅がメインの生活。酒とグルメとミステリ小説、ごくたまに失恋の話。

「嫌韓」、「反日」はなくならないのか?

2017-07-30 23:02:04 | 人間
川が好きなのは、視界が開けていて、伸び伸びするから…も一つの理由

「嫌韓」、「反日」、ネットでこの話題が上らない日はない。歴史上、隣同士の国が仲良くなることはほとんどないそうだが、それにしてもいい加減にしてくれ~と言う思いが強い。

確かに日本は半島を征服し、精神的、肉体的苦痛を与えたかもしれない。しかし、何度謝罪し、補償しても、韓国の大統領が変わるたびに、元の「ふりだし」に戻る。選挙公約で、それを一番のテーマにすることが当選の必須条件で、「反日、慰安婦」なしでは、誰も投票してくれないのだ。終わりのない韓国の要求に、我慢し続けた日本が出した結果が、「嫌韓」である。

最近のニュースで、韓国の学者が、「福島近辺の放射能は意外と低い数値」と言う結果を上げたら、さっそく、「売国奴」、「裏切者」、「チヨッパリ(日本人)」と、批判を浴びた。それはなぜ?福島まで来て調査をした結果、その数値だったから、そのまま伝えたのになぜ、「裏切者」と言われるのか、そこに韓国の深い闇がある。

以前、ある老人が、「俺は日本兵として一緒に戦ったことがあるが、差別なんかなかった」と言えば、その後、「裏切者」として、路上で殴り殺されたニュースもあった。しかし、報道自体が加害者に同情的で、殺された老人の正当性はあまり語られることはなかった。国全体がそんな感じで、「うわ、怖い国だな」と思ったものである。自身の経験を正直に話しているのに、なぜ殴り殺されなければならない?


幼いころから「反日教育」を刷り込まれ、日本に関してはなんでもかんでも「反対」というスタンス。その切り札である、「放射能」と、「慰安婦」は彼らの切り札であり、決してこのカードを手放すことはない。それに最近話題の「軍艦島」、これはエース級のカードにはならないが、補助カードとしては最適である。映画、「軍艦島」は、そんな韓国の人々の「反日脳」に訴え、大ヒット間違いなし。これを熟知している、企画、製作者の勝利である。

今の韓国は先進国と後進国の狭間にいると思う。世界的大企業の「サムスン」や、自動車メーカーなど、誇れる面はたくさんあるのに、いつまで「反日」を続けるつもりなのか。それでいて、日本へ年間500万人もの観光客はいったいどういう心境なのか、実にアンバランスな国民性だと思う。

「反日」は、ずばり「嫉妬」である。日本の先進国ぶりを批判しているのは韓国だけ。こう書けば、上から目線、「歴史を忘れた民族に未来はない」と批判されそうだが、ほんと、なんとかならないものだろうか。

トリバゴのCM、正規の値段のあの男性は嫌だ!

2017-07-29 23:34:08 | 人間
どこへ行っても、刺身定食は必ず食べる~小浜温泉で1400円の定食、うまかった


最近、テレビを見ると必ず目にするのが、「トリバゴ」のコマーシャル。何種類かあるパターンの中で、一番印象的なのが、同じホテルを予約しながら、女性は隣の部屋の男性の半分という宿泊料でルンルン。それを知った男性は悔しさに部屋の家具に当たり散らすという、あの映像だ。その気持ちはよく分かる。

今回、8月20日からの新潟ひとり旅を模索しながら、なかなか予約に踏み切れなかったのは、➀新潟はJR西日本の管轄ではなく、トクトク切符がない、➁関空発の激安ピーチ航空がない、で迷っていた。大阪から、新潟は交通網的に遠い場所で、飛行機以外にすっきり行けない。例えば、JRで路線検索すると、東京回りの新幹線になり、金沢経由の日本海回りで行くと8時間ぐらいかかってしまうのである。

恋人、友人と行くなら少々お金がかかっても仕方がないという観念はあるが、一人旅で正規の料金(たとえば伊丹から新潟空港は片道3万円以上)は絶対嫌だ。迷っているうちに、日本航空、全日空のタイムセールは終わり、正規の料金になって、これはいよいよ高速バスかな?と覚悟しているときにネットで見つけた至宝の旅プランがあった。

それは日本航空の、「JALじゃらんパック」という、じゃらんとコラボレーション企画もので、大阪から新潟の往復航空券に、旅の宿もついている。その温泉宿の選択肢のひとつに、今回絶対訪れたいと思っていた咲花温泉の宿があった。航空運賃、宿泊料含めて料金は、「29600円」である。何?この安さは?何も知らずにそのまま新潟に行けば往復航空運賃だけで6万円以上かかり、+温泉宿の宿泊料金。うーん、なんだこの差は?

自分は決して守銭奴ではない。むしろ、金遣いの荒さはザル状態で、「無駄遣い王」と自ら発している。だから損得勘定ではなく、なぜ同じ路線でこんな差が出る?そちらを追求したいタイプである。

要は、飛行機の椅子が何百席ある中で、タイムセール、企画席、通常席、その他の席と分別しているからだ思うが、旅の情報にパソコン、スマホは欠かせないなと、改めて思った。今までトリバゴは一回も使ったことがないが(シティホテル中心)、温泉宿にも進出しているらしいから、これからの展望が楽しみだ。安いプランを見つけ、その分うまい酒、うまい食事をし、思い出に残る旅を続けていきたい。

これから旅を計画する皆さん、最後まであきらめず、別方面からも色々検索してみよう、きっといいプランが待っている。新潟旅行、一か月先だけど(8・20~23)、いい旅行になりそうな予感、大である。
      

パチンコ依存症の母…その後

2017-07-25 23:03:48 | 人間
島原鉄道、島原駅の駅長は、「鯉のさっちゃん」だった。

パチンコ依存症の母と対峙して30年。80歳になってもその情熱は衰えない。思えば、結婚する女性に対面させたときの最初の一言が強烈だった。「あなた、パチンコって興味がある?」、「はっ?」、「この前ね、初めて15連チャンしたの。もうドル箱山積みで、みんなの注目の的。気持ちが良かったわ」、「はあ?」。

おそらくそうではないかと思い、先に彼女に話していたからびっくりはしなかったようだが、それでも初対面で、最初からパチンコの話が出てくるとは思わなかったらしい。でも、彼女はその方面は寛容なタイプで、「楽しいことがあるって、いいことじゃない」と、軽く流してくれたので、ほっとしたのを覚えている。

結婚していた義父が心臓まひで亡くなり、その土地家屋を売って母親は1DKのマンションに一人住まい。その後も資金が続く限り、パチンコ屋に通い続け、今は年金暮らしだ。当然、資金繰りが怪しくなり、息子の俺に色々な策を練って金を出させている。その時の彼女はちょっとした実力派の女優で、「助かった、本当にありがとう」と言って、涙まで流す。しかし、本音は、『こいつ、持っているじゃないか。まだ余裕がありそうだ…』である。息子が母親のことを、そこまで邪推するなんて信じられない!と思う方もいるだろう。

しかし、これは真実なのである。お金を渡した後、以前に預かった書類を返すのを忘れ、マンションのドアの前まで行ったら中から声がした。パチンコ友達と思しき女性と話しているのが聞こえたのだ。「あの感じなら、来月も行けるやろ」、これは母親の声だった(笑)

そして前回(パチンコ依存症から生まれる「悪意」)の事件が起こり、「もう、電話するな!お前の電話は着信拒否にする!」と、俺が言い放って別れたのだが、先日先輩と飲んだ時に、その話をしたら、「そうか、相変わらずお母さんはモンスターやね」と、苦笑い。しかし、「でもお母さんも80過ぎや。そのぐらいの迷惑なら許してやろうや。実は、うちはもっとひどい話があるんよ」と、初めて彼の内情の話を聞いた。

その話はさすがに書けないが、確かに人間の神経を逆なでするひどい話だった。「それに比べたら、うちの母親の悪意なんて知れてますな。よし、巨峰でも買って、小遣いやってくるか」、「うん、そうした方がいいわ。頼むから、その巨峰、俺に買わさせて」と、先輩は果物屋に入って、高価な箱入りのぶどうを買ってくれた。

マンションを訪ねると、母親は二人のパチンコ友達と一緒にいた。どの顔もしけた顔していたが、俺の顔を見ると、「あ、お邪魔しています」とあいさつした。母親は、「電話するな!」と言われた後だからさすがに動揺していたが、「君ら、こんなところでイジイジしないで、3人でカラオケでも行ってこい!」と言って2万円渡すと、パッと顔が輝き、「ほんま、ありがとう。それじゃあ、さっそく行ってくるわ。さあ、二人とも支度して」と嬉しそうに言った。

その夜は実にいい気分だった。これも先輩のおかげである。しかし、これで収まらないことは分かっている。後日また、母親の演技を見ることになるだろう。これは間違いない。

夏の温泉旅に行きたい…新潟旅行の計画は?

2017-07-23 22:04:01 | 旅行
島原市の武家屋敷ストリート、実に情緒があった

このところ、長い休みがない。今回も2日だった。これからお盆が過ぎるまで、7日勤務、3日休みが3パターン続く。だから旅行はあきらめている。ただし、その後、8月18日から28日まで11日間の大型連休が待っているのだ。

今考えているのは、新潟県村上市を中心とした地域。村上市の居酒屋で有名な「鮭料理を肴に地酒」を飲みたいし、川好きとしては「阿賀野川」を眺めてみたいし(咲花温泉)、群馬の万座温泉に次ぐ硫黄含有量と言う「月岡温泉」のエメラルドグリーンの温泉にも入って見たい…結構目的はあるのだ。

ただ、この地方は交通的に大阪からは一番遠いところで、すんなりなら飛行機が一番なんだが、すでに1か月を切っている今、どんどん運賃は上昇している(激安のピーチ航空はなし)。21日前が割り引き切符の期限だから、男らしく?腹を決めないといけない。躊躇しているのは、豪雨と台風だ。天気図に3つも台風が載っていれば決心は鈍ってくる。旅行はだいぶ先だが、それでも嫌な予感がどうも拭えない。

休みが11日もあるのだから、青春切符なんかでゆっくり行った方が良いかもしれない。それなら気象変化にも十分対応できる。うーん…。

その時、3日続けてイギリスで開催の「全英オープンゴルフ」を見ていた。放送は午前の2時、3時までと遅かったが、日本の松山英樹が上位圏内に入っており、日本人念願のメジャー初制覇!と言う期待が膨らんでいた。そして、最終日、松山は5位でスタート。トップとは7打差あったが、海沿いの難コースであり、十分逆転の可能性もあるーと解説者一同も話が弾んでいたように思う。

よし、それなら、俺も松山に賭けよう。7打差だからトップは無理だとしても、2位なら、準優勝なら可能性がある。優勝か,2位かになったら、速攻で新潟の航空券を予約しよう!そう思って、ビールとチーズとピーナッツを用意して、テレビの前に座った。

テレビ放送が始まり、しばらくして松山英樹の姿が写った。黒く日焼けして豹のようにたくましい体を、レクサスのロゴが入った黒いゴルフウェアで包んでいる。目つきも精悍そのものだ。うーん、素晴らしい、これは期待できそうだ。素振りを繰り返していた彼が、アドレスに入ったときは、一瞬呼吸が止まった。そして、見るも豪快にショットした時は、「よし!」と声が出て、思わず手を叩いた。

しかしである。その最初のショットがOBと知らされた時のショック…。「OB?これからトップを狙おうかと言う超一流選手が、出だしでOB?」、本人はそれ以上にショックだったと思うが、結局その1番ホールはトリプルボギーで、トップとは一気に10打差となってしまった。そ、そんな馬鹿な!

この時点でテレビを消し、ビールも片付けて、寝床に入ったのは言うまでもない。ちなみに、なぜ松山選手に賭けたかと言うと、自分と同性だったからである。

パチンコ依存症から生まれる「悪意」

2017-07-20 22:03:53 | 人間
 雲仙温泉の「雲仙地獄」、源泉がすぐ近くにある。


母はパチンコ依存症である。80歳になるが、パチンコがすべてで、あとは何も目に入らない。45歳の時に再婚したが、パチンコで相手の財産を食いつぶし、再婚相手が亡くなってからは、遺族年金暮らし。その年金の半分以上はパチンコ資金に消えている。そして足らない分は、こちらに催促が来る。

最盛期?のパチンコ資金は月50万円はくだらなかった。そのころはこちらも人生で一番年収があったころなので、月の小遣いとして5万円渡していた。でも、まさか、パチンコ資金にされているとは思わなかった。「うまいもん食って、健康に気を付けてや」という息子の、素直な気持ちだった。ところが、開店から閉店まで、一日中パチンコ店に入り浸って、ろくに家事もしなかったという。でも再婚相手(義父)は、本当に優しい方で、文句の一つも言わなかったらしい。「俺は喫茶店のモーニングが食べられればそれでいい」と…。

今、母親は1DKのマンション(自己資産)で一人暮らしである。80歳でもパチンコ依存症のおかげで?ボケてはいない。しかし、パチンコに対する情熱は増すばかりで、その世界は危険に満ちている。

年金は2種類あるらしく、月々十数万円を手にするという。家賃は必要ないので、生活に困ることはないのだが、エンゲル係数(パチンコ係数)が高く、ろくに食事もしていないと聞いた。さすがにこれではいかんと思ったのか、栄養管理している弁当屋を利用してその辺を補っていたらしいが、その払いも滞り、契約を打ち切られたという。

この前、長崎旅行のときに携帯に電話が掛かってきた。「あんた、元気?」、「えっ?元気やけど」、この時嫌な予感がしたが、年金支給日の2日後だったので、さすがにお金の無心はないと思った。「今どこ?」、「いや、実は一人旅で長崎に来てるんやけど」、「長崎?ええところに行ってるやん。ああ、ちょうどええわ。長崎言うたらカステラやろ。私がお世話になっている人が大のカステラ好きやから、お土産買ってきてや」、「……」、「こんな私にいつも親身になって、いろいろ世話を焼いてくれてる人がいるんよ」、「ああ、そう、それなら買っていくわ」

その3日後、カステラを渡すために最寄りの駅に行った。「ほら、お土産」、「えっ、お土産?何、それ」、「あんたが世話になっているというから、奮発して高級なやつを買ってきたんや」、「?」…。

「それより、ちょっとお金貸して。次の年金が入ったら返すから」、「金?この前支給されたばかりと違うんか!」、「ちょっと使いすぎたんや。絶対返すから、ちょっと1万円、頼むわ」、「するとあれか、ここに呼び出すためにお土産の話をしたんか」、「ちゃんとお土産は渡すから、な、ええやろ。そんな怒らんでもええやんか」

今まで、風邪を引いて寝たきり、足をくじいてずっと家にいる、私には理解できない書類が役所から来ているなど、いろいろ嘘の口実を言われ、その度にお金をせびられ、渡していたが、今回は親子とは思えない「悪意」を感じた。

「俺の、俺の良心は、俺の良心は、どうするんや!」と、思わず声を荒らげた。しかし、母親は、「良心?なに、それ?」と、不思議そうに俺を見た。1万円俺から取るために、4千円ものお土産を買ったことなど意に介していない。

「お前はそれでも親か!」

俺は一万円札を投げ、向きを変えて速足でその場を去った。「もう、電話するな!お前の電話は着信拒否にする!」、それを聞きながら、母親は一万円を拾い、何も言わず駅から去っていった。