満天の星空が見たい!

温泉旅がメインの生活。酒とグルメとミステリ小説、ごくたまに失恋の話。

今思っても悔しい話2題~酒を飲んでー「くそー腹が立つ!」…その➁

2017-10-12 18:53:40 | 人間


自分はどちらかという穏やかな性格で、今までの人生を振り返っても、怒り心頭!という場面はほとんど思い浮かばない。ただ、どうしても納得のいかないことがあれば、その霧が晴れるまで執拗に食い下がる。よく怒る人はカルシウムが足らないというが、今日の酒の肴は煮干し系の小魚と、枝豆である。手をふきふき、この話をパソコンで打っている(笑い)

情けない話その➁…ある専門紙の会社を辞めた後、大阪のボートレース場のホームページで、ボート選手関係の情報を発信していた。ピットへ行って選手に話を聞き、その姿をデジカメに撮って、本日の特ダネとか、今話題のこの選手はこんなコメントをしているとか、とにかく面白おかしく、しかも舟券の情報として重宝する記事を書いていた。

ここで一番の難関は写真撮影だった。自分は結構キャリアが長く、この道に通じているので、写真さえあればどんな記事でも書ける。でもなかなかいい写真が撮れない。「写真を一枚お願いします」という言葉もなかなか出てこない。ひとり、二人ぐらいならスムーズにいくが、一日10人ともなると、神経がマヒしてくる。変にプライドが高いので、ぺこぺこすると、ストレスが溜まるのだ。それなら、その仕事を辞めたら~と思うだろうが、この仕事を斡旋してくれた先輩に申し訳が立たない。しかも、自分にこれから無給で食べていく貯蓄もない(当時は…今は一生懸命貯めている)。

その時に、同じ会社の女性スタッフがいて、彼女は選手のインタビューを担当し、音声で情報を発信していた。その彼女が、「Mさん、よかったら私が写真を撮りましょうか。インタビューするので、撮りやすいんです」と言う提案。「おお、それは助かる」と、俺は彼女を天使のように思った。それからは仕事もスムーズに運び、記事内容を称賛してくれる読者も増えて、一日に何万ものアクセスがあったりした。

これに気を良くした俺は彼女に、「君は焼肉が大好きと言っていたね。本当にうまい肉を出す店を知っているから、お礼に今度御馳走するわ」と言った。彼女は大喜びをすると思っていたら反応は真逆だった。「え~それは私を口説いているんですか?」、「口説く?とんでもない。お世話になったお礼に決まっているじゃないか」、「少し考えさせてください」それから彼女は写真撮影をやめさせてほしいと言ってきた。

巷では彼女は別嬪さんと評判だったらしい。いろいろな関係者が彼女を誘い、口説いていたという。でも俺には別嬪に見えなかったなあ。好みの違いと言うのはあるだろうが、俺が大柄なので、大柄な彼女(スタイルのいい?)にはまったく興味がなかった。というより、写真撮影のことで頭が一杯だった。

そこで話が終われば怒りはしない。しかし、その後だ。「あのMさん、女性に興味がないふりをしながら、仕事で私に近づき、口説くなんてサイテーの男。ついに本性を現した!」という話まで発展して、男連中はニヤニヤしながら俺を見ていた。こうなれば、何を弁明しても蟻地獄が深くなるだけだが、さすがに俺も切れた。

俺のホームページの記事で、「選手に告ぐ。ピットに魔性の女がいる。彼女はギリシャ神話のメドーサだ。彼女と話をすると、石になってれーすができないぞ!」と、書いた。ところが、これが話題となって、彼女はますます選手、関係者に崇められるようになった。この手の話題は絶対女性が有利である。その後彼女は結婚して幸せな家庭を築いているというが、俺は本当に鼻の下を長くしていたのだろうか?

それは絶対ない!今思い出しても腹が立つ。彼女の上目遣いで俺を蔑視するあの表情!俺かて、結構モテていたんだ!その当時は…(笑)しかし、これは明らかに負け犬の遠吠えだな、ハハハ。

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