満天の星空が見たい!

温泉旅がメインの生活。酒とグルメとミステリ小説、ごくたまに失恋の話。

クリスマスよ、正月よ、早く過ぎて行け!

2018-12-24 19:15:00 | 人間
小豆島の恋人の浜

一人暮らしを始めて7年。以前もクリスマスで特別はしゃぐことはなかったけど、今はこの時期が一番つらい、いや、寂しい。「クリスマス、年末、正月、早く過ぎろ!と、悪い酒を飲んでいる(笑)。2日前に、昔住んでいた場所(大阪市京橋)の飲み友達と忘年会をしたが、「Мさんがひとりなんて信じられない」と、言われた。「いや、もう女はいらん。一人暮らしが最高やで」と、強がったが、確かに寂しさを感じる部分はある。特に、この時期、クリスマス、年末、正月である。

ただ、今日まで(24日)仕事、そして27日から1月7日まで仕事をする(元旦も!)ので、家で感傷に浸ることはない。あくまでも人生ポジティブに、である。今年は母親が倒れ、色々な困難が妨げとなって夏以来、一人旅ができなかった。その分、来年は日本国中、くまなく旅しようかと思っている。

それを忘年会で宣言すると、友人の奥さんが、「ひとり旅?さみしくないの?」と言った。すると、その忘年会に参加した男連中(9人中5名、すなわち俺以外は4組の夫婦)が声をそろえて、「俺もひとり旅したい!」と言った。「まあ、あんた達、家庭をなんだと思ってるの!」と、ご婦人たちがそれぞれの旦那に向かって声を荒らげた(笑)、それを見て、「あ~、俺は本当に自由だ!アイム・フリー」と、叫んだ。しかし…。

この時、俺は心の中で、「まだ、7年前に別れた女の影を引きずっているのだな…」と弱々しく思った。もちろん、顔には出さなかったが、この後、家に帰って飲み直し、次の日はひどい二日酔いになった。彼女のことは忘れている、ふんぎりはついている。ただ、次の相手を見つける努力はしていない。そんな心境でいると、妙に女性にもてる。ギラギラ感がないのだ。来年は、そろそろ身を固めるか?

しかし、アイム・フリー!これも魅力ある(笑)

山形県南陽市の天使よ、幸せを祈っています!

2018-07-21 23:29:22 | 人間

赤湯温泉で女神に遭遇する!は大げさな表現かも知れない。しかし、自分にとっては、女神より天使と言うべきか、その若き女性は、一人旅の寂寥感を癒してくれた。自分にとって地図はお友達で、ほとんど間違うことはないのだが、赤湯駅から国道を歩いて何番目の信号を右折……と言う具合に進んだものの、少し時間が超過した感じがあった。道は、一度迷うとすべての感覚が狂ってしまう。文字通り、迷路になるのだ。

南陽市内と言っても、午後3時くらいの時間帯はほとんど人が歩いていない。「うーむ」と360度、何か目印になる建物を探したが、特別目立つものはない。グーグルの地図を眺めていたその時、小さな川の橋の向こうから若い女性が歩いてきた。実は最近、人に道を尋ねてもいい結果が出ていない。ジーパンに半そでのポロシャツ、ヤンキースのロゴ入りの帽子、白ぶちのメガネ……。自分では派手な格好ではないと思うのだが、大柄な体形(183cm、75キロ)が威圧感を与えるのか、「あの~」と近寄ると、手をかざして「ストップ」という表現をする方が多い。白ぶちのメガネが悪いのか、それともヤンキースの野球帽が嫌いなのか、若いころには経験した事がなかったことである。要は、今の自分は偏屈じじいに見えるのかも知れない。

しかし、その女性はちがった。「はい?」と、立ち止まり、ニコッと笑ってくれた。その素晴らしい笑顔!どんな恋愛映画でも見たことがない、自然で柔らかい、包容力がある笑みだった。「すみません、自分は赤湯駅から赤湯温泉に歩いて来たつもりなんですが、どうも見当たらないんです」と言うと、「あら、そうですか。でもこの辺りがそうなんですよ」と、また自然な笑顔、「どこにお泊りですか?」と、聞かれたので、「は、はい、○○旅館です」と言うと、「あら、それじゃあ、この道を真っすぐ行って、左折したらすぐその○○旅館さんです」と教えてくれた。赤湯温泉は、普通の住宅街に散在する温泉地だった。旅館はひとところに固まってない。

「私は幼稚園に子供を迎えに行くところなんです。同じ道ですから、一緒に行きましょう」とまで言ってくれた。一緒に歩いたのは5分くらいだったが、「赤湯温泉に来たら、ぜひお土産に○○を買ってください。もし夜がお暇でしたら、××に行くと楽しいですよ」と、その間にもいろいろな情報を教えてくれる。「あの~、自分は今は大阪で暮らしていますが、実は山口県の新南陽市で育ってですね」、「あ~、はい」、「町から市に格上げされたときに、こちらに南陽市があったので、新南陽市になった話、ご存知ですか?」、「はい、きのう知りました」と、彼女はにっこり笑った。「きのう?」、「そうです。本当に奇遇ですね。実は主人がたまたまあちらの方に出張になりまして、昨夜電話で話してくれたんです」、「今の周南市(徳山市と新南陽市他が合併)ですよね」、「そうなんです。山形県の南陽市から来たことを知った地元の方が、その話をされたそうです」、「な、なんと!」

本当にこのシーンを台本で作ったように奇遇な話だった。「私、主人が帰ったら早速この話をします」、「そ、そうですね。自分もこの話を誰かにしそうだ」、彼女の瞳は初夏の太陽のようにキラキラ輝いていた。女神だ、天使だ、そう心でつぶやいていたが、やがて別れが来た。「それでは赤湯温泉、楽しんでくださいね」、「旦那さんによろしくお伝えください」、頭がボートしたまま、彼女を見送った。彼女は次のカドを曲がるまでずっとこちらを振り返り、手を振ってくれた。

なんだ、たったそれだけの事かと言うなかれ。「旅をして良かった。日本って本当にいい国だなあ」と再確認した次第である。

なんとなく思う安倍さんと韓国問題

2018-03-18 22:18:58 | 人間
ほとんど政治には興味ないですが…

【A総理大臣】「事件の陰に女あり」。最近のA総理の数々の醜聞。彼の妻であるAさんは生まれたときからのお嬢様で、何をしても、何があっても周囲が解決してくれるーそういう環境にどっぷり浸かっている。天衣無縫に見えるその行動は、この後ろ盾があってこそ。「絶対離婚しません!」、そりゃそうだろう、総理大臣って、今の日本にとって、最高のバックアップじゃないか!A総理のことは好きだった。日本人は妥協することが多いが、彼は強気一辺倒。しかし、引くべき事案は引いていた。バランスの良い政治家だなって思っていた。

しかし、権力を手に入れるにつれ、慢心病が脳を支配していった。いろいろな事件に妻のAが絡んでいる。でも認めたら政治生命は終焉を迎える。それゆえに起きた最近の書き換え問題。自分的に一番問題だったのは、元TBSワシントン支局長の山口敬之氏のレイプ事件(伊藤詩織さん)。真意はともかく、この捜査が突然打ち切りになったのはだれの指示だったのか? A総理は無関係だったと思いたい。今の時代、彼こそ能力を発揮できる政治家はいないと思うから…。


【韓国問題】…政治的に票を集めるには反日しかない。大統領自身がそう思っているかどうかはまったく関係ない。だからここぞと思うシーンで反日をする。すると、半数を割っていた支持率も60%越えをする。そのような教育、思想操作をしているのだ。なかでも慰安婦問題はもっとも効果的な事案である。日本はどうすればいいのか?慰安婦像が設置されても何も報道せず、無関心でいること。無関心、これに尽きる。過剰に反応する日本を見て、「効果あり!」と、にんまり。そして思うのだ。「慰安婦は政治的に手放せない!まだ使えるぞ」と。確かに気の毒な方も存在していたと思うが、日本は何度も謝罪している。この問題が続く限り、両国には「前進と未来はない」。

「青い影」は、自分のナンバーワンの曲である

2018-02-06 23:27:32 | 人間

今夜は見るべきテレビもなく、パソコンのメニューも飽和状態。久しぶりに昔の音楽でも聴くか…と、まずはプロコル・ハルムの「青い影」を入れた。ユーチューブ(2015年のライブ)は実にグッド。プロコル・ハルムが1967年にこの曲を発売するや否や、イギリスのヒットチャートでいきなり1位登場だったのを覚えている。その時はまだ小学5年生だったが、オルガンのメロディの美しさにすごく癒された。その後、色々な曲を聞いてきたが、いまだにこの曲が自分のベスト1である。あのジョンレノンが、「自分の好きな曲のベスト3に入る」と言ってくれたのも嬉しかった。

中学3年の時に、KRY(山口放送)のリクエスト番組に、葉書で「今までの人生で一番好きな曲」とリクエストしたら採用され、担当の女子アナ(年季の入った?)が、「実は私も共感しているので、この曲をかけます」と、採用してくれた。次の日、登校して教室に入ると、その組の広報担当のような女子3人組が、「きのうの放送聞いたよ。Мさんって見かけによらないわね」と言われた。当時は硬派だったので、思わず顔が赤くなった(笑)

この曲はその後もコマーシャルや、イベントのテーマソングとして使用され、今も生き残っている。以前付き合った24歳違いの彼女に聴かせると、「ああ、青い影っていうんだ。昔オルガンやピアノを習った時の練習曲だった」と言うので、「何を言う。そんな軽い曲じゃない。俺の生涯ベストワンだから」と言うと、「フーン、そうなの?」と、軽くいなされた。でも、知っていてくれただけで嬉しかった。

自分は経験がないが、「青い影」は、ダンスホールなどでもてはやされたらしいが、若い方でもハモンドオルガンの美しい演奏は耳にしたことがあると思う。ある時、この歌をカラオケで歌ったらまったく駄目で、歌い終わったときに「シーン」となった。まず高いキーをこなせず、キーを低くしたらまったく雰囲気がなくなってしまい、皆が雑談をし始めた。「失敗、失敗」と、途中で演奏中止にしてしまった。

まだこの曲を聴いたことがない方は、ぜひ、「青い影」を検索して、ユーチューブで聞いて欲しい。本当に飽きない、素晴らしい曲である。


小池さんの「排除」は、絶対零度の言葉だった!

2017-10-22 23:22:15 | 人間

人間調子に乗るとろくなことがない。これは自分の人生でも戒めの言葉でもある。「実るほど頭が下がる稲穂かな」は、重要なテーマではあるが、なかなか実践できない。失策、失言により絶頂の時が過ぎ、ああ、そうだったと、「実るほど~」を口にするときはすでに宴が終わった後、後悔先に立たずの状況だと思う。

先ほどから選挙速報(NHK)を見て一番びっくりしたのは、番組が始まった8時の時点で「与党過半数!」と、断言的なテロップが出ていたことだ。自分の認識不足かも知れないが、未開票の時点(出口調査?)で、この状況はあり得るのか?実際、その方向で番組が進んだのだから、自分の感覚がずれているのだろうなと思う。あ~、俺はどんどん老化しているわ(笑)

しかし、自民党の圧勝はともかく、一番注目したのは希望の党と立憲民主党の行方である。東京都知事選挙の時は間違いなく小池さんを応援していた。「都議会に巣くう厚顔無恥の古狸たちを追い出せ!」と、大阪からはらはらしながら選挙の行方を見ていた。そして、小池さんが当選した時は、「やった~」と、声に出して喜んだ。

逆に民進党は、「中途半端な俗物の集まり」と厳しい見方をしていて、特に総理大臣にもなった鳩山由紀夫さんの奇々怪々の行動にあきれ果てていた。今回、小池さんの希望の党にすり寄った議員さんたちも、「そこまでして当選したいか~」と、ある面、嘲笑していたかも知れない。しかしである。その時に発した小池さんの言葉に凍り付いた。

「排除します」

ハイジョ!はいじょ!排除!ーーー押しのけて、そこからなくすこと

これを聞いたときは、人間が人間をさばく言葉ではないと思った。目障りな物体を消し去るような感じで、言葉の中では「絶対零度(-273)」に近い、冷たさを感じた。テレビの中の小池さんは笑顔だったが、一瞬にして心が凍りつき、その時点ではなんとなく聞き流したものの、その衝撃を脳は忘れなかった。「排除?」、なんて冷たい言葉なんだ…。自分は「いじめ」を連想した。

立憲民主党を立ち上げた枝野さんは崖っぷちだった。民進党の仲間が希望党に翻弄される中、二進も三進も行かない状態であり、精神的にも追い込まれていた。しかし、「右にも左にもいかず、前に進もう」と言うことで、やけくそ?で立憲民主党を立ち上げた。しかし、これが「排除」の言葉に悩む有権者(与党以外を支持する)には逆に、「希望」に見えた。そして今度の選挙の結果である。

「排除」か。つくづく小池さんは言葉を間違えたと思う。パリからの放送でも言っていたなあ、「自分にはおごりがあった」と。