まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

6年生のみなさん、卒業、おめでとう!

2021-03-07 15:01:15 | 文庫のページ
今、文庫に来ている6年生は
 今、文庫に来ている6年生はふたりだけになってしまいましたが、この学年は1,2歳の頃から来ている人、幼稚園の時から来ている人、小学校に入学してから来ている人など、4年生くらいまで、男の子も女の子もたくさん来ていました。楽しい思い出をいっぱいもらった学年です。
 みんな大きくなったでしょうね。会いたいですね。卒業、おめでとう。その思いを込めて、この詩(今月の詩「いつかきっと」)を贈りたいと思います。たつのこたかしくんのように、いつかきっと夢がかなう日が来ることを信じて、中学に行ってもどうぞがんばってください。
 「今月の詩」では、今年は1年間、工藤直子さんの『のはらうた』の詩を楽しんできました。4月から、あげはゆりこさん・こえだかくたろうくん・おおぞらよしあきくん・かぶとてつおくん・すすきひろおくん・つきとしこさん・もみじくみこさん・さざんかえみこさん・こうしたろうくん・こいぬけんきちくんなど、10人の詩を選んできました。さて最後の3月は誰の詩にしようかずいぶん迷いました。
 文庫の部屋に、ほてはまさんの版画による「2021カレンダー のはらうた」が飾ってあるのですが、3月はたつのこたかしくんの「いつかきっと」が選ばれていました。いろいろ考えた末、文庫でもこの詩を「今月の詩」にしようと思いました。
 「いつかきっと」――すてきな言葉です。元気がもらえます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今月の詩 3月

2021-03-07 14:26:54 | 文庫のページ
  いつかきっと
          たつのこたかし

 ぼくは りゅうの こども
 みんなの ゆめに すんで
 (いつかきっと)と
 そらを めざしている

 そらにうかぶ くもは
 とうさんの あしあと
 まるくかかる にじは
 かあさんの えりまき

 ただいま
 あめつぶのなかを
 サーフィンして
 そらに かけのぼる
 れんしゅうちゅう
    (『のはらうたⅣ』 工藤直子 童話屋)

<『のはらうた』Ⅰ~Ⅴについて>
 『のはらうたⅠ』が出たのは1984年5月です。2冊目が1985年、3冊目が1987年、4冊目が2000年、5冊目が2008年です。『のはらうたⅠ』が出版されてちょうど20年を記念して出たのが『のはらうたわっはっは』(2005年)です。
 この本によると、『のはらみんな』が最初に登場するのは絵本『こぶたはなこさんのおべんとう』(1983年)のようです。こぶたはなこさんとこりすすみえさんが登場します。翌年6月には『絵本のはらうた』が出版され、14人の詩が載っています。詩集『のはらうたⅠ』の1か月後です。『のはらうたⅣ』まで登場した仲間は、数えると99人になるそうです。すごい数ですね。その後、『のはらうたⅤ』も出ましたので、その数はもっと増えています。とにかく『のはらみんな』のネーミングもすてきで、楽しい詩集です。
 『のはらうた』にはまだたくさんの楽しい詩が載っていますので、どうぞ楽しんでください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする