まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

皆共に歩んでいる

2011年03月04日 06時43分11秒 | Weblog
雪が降る。
今年も春寒いのかなぁ。。

3月に入ってようやく春だと喜びたいのだけど寒い。一週目にはトンネル無しで種蒔きが出来たのに去年に引き続き今年も出来なさそうだ。


種芋を取りに種苗屋に大阪まで車を走らせる。
「北海道はジャガイモも玉ネギもあかんから、今年は値良いで」から始まり「九州は火山灰で菜っ葉全滅やし四国は水無いし・・」と全国的に不作が続いていると言う。

帰り道ガソリンの値段が上がっている事に気付く。

燃料費もそうだが資材や肥料も上がっている。
私が知る範囲では700円の肥料が今では1000円、資材も1万円のものが1万3千円と上がっている。それはどんな肥料、資材も値段は確実に上がっているだろう。
原料が値上がりすると商品も値上がりするのがどんな物作りの世界でも当然の事。原油高や作物高は資材や肥料の値段が上がる。
だが日本では農作物の値段が下がっている。
いつか日本車をアメリカに輸出し貿易摩擦が起きたように安い農産物が日本に大量に入ってこようとしている。

有機農産物も近年価格が下がっているようだ。
理由はなんだろう?
有機野菜が市場原理に取り込まれたからだろうか?資材の普及や栽培技術により品質、生産共に向上した事もあるのか?

いづれTPPにより農産物の価格は下落する。

だがそれよりも、それよりもだ。
自然災害で農産物が不作になるのは日本の中だけのことではないとは誰しもが知っていること。世界中で起こっていることで原油高も中東の情勢不安もいつまで続くか分からない。
いつか冷害で米が採れなかった時のように輸入先が次々に不作になるということは十分ありえる時代になった。そうなった時どこから輸入するのだろう?


ガソリンの値段を見た瞬間、宅急便の価格交渉を、ふと思う。
でもよくよく考えると宅急便も辛いだろうなぁと思う。
今560円で名古屋でも翌午前中に着く。どんなサイズでも。これは安い。

あるお客さまが「送料は無駄なお金」と言われたが・・・自分で取りに来て頂いても構わない。そうでなければ感謝すべきことと思う。

宅急便に価格交渉する前に定期便の500円の送料を客さまに全額負担のお願いをすることが先かもしれない。







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