まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

失敗

2008年08月14日 22時32分20秒 | Weblog
 農業では一足早く秋、冬の準備が始まるこの季節。キャベツ、ブロッコリーの相次ぐ発芽失敗で出鼻を挫く。そうなるとついついやるべき事を見失ってしまう。何故失敗したのか頭の中でグルグル。グルグル。そいうことより次なる手を考える方が先なのだが。と言っても1シーズに1回のこと焦る。そして調べ考え実行。何しか早く対応しなければならない。
 予定通りに行かないのが農業。しかし、次なる手を知らなければ即座に対応が出来ない。浅く広くの知識が必要でとりあえず多くの方法を知っていることが大切。なんとなくでも知っていればその時に深く調べ対応したら良いのだから。知らなければ方法を探すまでに時間が掛かってしまう。

 試験栽培の時からこの秋冬は弱い。今回は本番。失敗する訳にはいかない。

明日販売にいきます。/頭痛

2008年08月13日 19時27分31秒 | Weblog
 明日「なちゅらぶ」前販売いきます。
 10時から12時まで。

 夫婦共に頭痛に苦しむ。今週の日曜日に名古屋へ日帰りしたのが原因か?電車の中は寒かった。普段クーラーのない生活をしていて、たまに効いているところに入ると体調を崩すことがよくある。学生の時は都会へ出る時は必ず長袖を持ち歩いていた。夏でもどこへ行っても寒いのだから・・・。多くの人は快適だと思っているのだろうか。
 しかし、これじゃ温暖化は止まるわけないよな。

芽が出ない

2008年08月12日 17時00分00秒 | Weblog
 年内採りのキャベツ、ブロッコリーの芽が出ない。本来、寒冷な気候を好む野菜だが年内に取ろうとすると晩夏に種蒔きをしなければならない。近年気温が上昇する中で芽を出すのが難しい。幾つか工夫をしなければならないのだが・・・。難しい。芽が出なければ話にならない。対策を考えなければ。とりあえず播きなおし。

夏も終わりに近づく

2008年08月10日 20時19分03秒 | Weblog
 もうすぐ夏から秋に移り変わろうとしてくいる。研修の時は朝から夕方まで日中も働く。真夏も炎天下の中作業をするのは本当に辛い。夏がまだ終わらないかと日々思っていた。しかし、自ら初めて日々終われる中、夏は早かった。そして作業は常に遅れている。毎日のように課題がある。そして来年はと考え、今これからの作業はと考える。
 今出来ることをして始めて課題が出来る。出来なければ来年に回ることになる。出来るか出来ないかで来年が1ステップ2ステップまたはそのままかというとおろだろうか。そして、過ぎた課題を来年はどういう改善するか。常に同時進行する。

今日の晩餐

2008年08月08日 21時46分43秒 | Weblog
 桃太郎と牛肉のラグーパスタ、オルトラーニキュウリのピクルス、なちゅらぶのカンパーニュ、そしてクルンバッハ・バイツェンのビール。

 昨日から嫁は名古屋の実家に。明後日に私も名古屋へ日帰りで向かう。畑仕事や水遣りのため私一人残る。

 普段は嫁はんは牛肉(実家からのもらい物)を料理しないのでこういう時に私が料理する。晩餐と言う程でもないが。もう一品作るつもりが忙しくて作れなかった。
 研修の時忙しい毎日、普段は味噌汁とご飯、週に2日、17時からフリーの時間があった。この2日間はちょっと凝った料理とお酒が楽しみだった。これがあるから頑張れる。就農してからは料理は嫁はんに任せっぱなし。忙しくて時間もないが嫁のほうが料理が上手い(当たり前だが)。今日は久しぶりに作る。
 
 昨日からこの日のためにラグーを仕込んであった。牛肉はトマトと良く合うよね。桃太郎は水分が多すぎて相当煮込まなきゃいけない、来年はサンマルツァーノをしっかり作ります。でもトマトは本当ダシ入らず。旨いね。そして嫁はんが漬けたピクルスをお酒のあてに。こういう料理には「なちゅらぶ」のカンパーニュが本当よく合う。そして、そして、クルンバッハ・バイツェンのビール。麦芽とホップだけのシンプルな原料のドイツビール。旨いし何より安い。500mlで400円安いよねー。これで旨いのだから最高。

労働

2008年08月07日 20時18分00秒 | Weblog
 天気続きで「お天道様の馬鹿野郎」と叫んだ次の日雨が降った。恵みの雨だと喜んだ、「人参の種蒔きは明日だな」と思い次の日は土が乾くのを待って午後からの予定。それがまた降った。そんなこんなで種蒔きは伸びに伸びやっと今日取り掛かることに。

 昔はあらゆる物に神様は居た。今でも実家の祖母は何かの神様に毎日お供え物をしている。あらゆる物に敬い畏れた。火の神様、水の神様・・・。なくなれば生きていけない。

 本当の労働は敬い畏れることで見えてくる。今の“金儲け労働”の中にはその心がない。現代の労働は利潤最優先で神様なんていっていると成り立たない。まさに自由社会。

 外的作用によって欲が抑制され常識、文化、伝統が培われてきた。今はそれがない。代わりに法律の強化だ。飲酒運転で事故が増えれば罰則を厳しくする。犯罪の低年齢化が進むと・・・などなど。そのうち唾を吐くと何々となるか。
 
 今の自由な社会。法律が許されれば何をしてもいい。又はバレなければ法律違反も構わないという発想。自由とは本当に罪なもの。絶対的に抑制される物がなければ人間は欲深いもの。自由になるほど世の中は狭く住みにくくなる。

 本当の労働とは。自立するということ。あらゆる事に束縛される毎日の中で生きるために働く。そして感謝する。

 お天道様、雷様 ごめんなさい。

テレビがない生活

2008年08月06日 21時47分17秒 | Weblog
 8日?からは日本中が北京オリンピック一色になるのだろう。うちはテレビがないので詳しいことは分からない。
 今では情報のスピードが速く一分一秒の世界だろうか。テレビの前にいるとなんだか現地に入るような錯覚にいたる。一昔前なら映像が届くまでタイムラグがあった。もう一昔前なら紙面に載るまでは分からなかった。情報が届くまでのタイムラグは私はゆとりだと思う。今これがないから忙しい毎日になっている。スピードが速過ぎるのだ。
 私の家ではまず大切にすることが日々の生活。テレビの前にいる時間があれば明日の用意をしたり睡眠をとる。または太陽と遊ぶ。嫁は布オムツを洗う。弁当の用意をする。などなど。我が家では日々の生活で時間がない。だからテレビを見る時間はない。新聞で知るだけでいいのだ。その生活の中で思いを馳せればいい。そして新聞で知り喜びを感じる。これで十分日々の生活が楽しくなる。これ以上必要だろうか。これがゆとりだと思う。
 テレビを見る時間が子供と遊ぶ時間よりも大事なのかとつくづく思う。ゆとりのある生活は自分にも子育てにも必要なことだと思う。

雑草畑?

2008年08月05日 21時40分22秒 | Weblog
 写真は一見雑草しか見えないが実はカボチャ畑。本来はマルチ、敷き藁で雑草はここまで生い茂らないのだが・・・。これでも出来る。出来ればいい。それ以上を求めない。藁がないのだから仕方ない。
 私は手間を掛けるのをとにかく嫌う。商品を作っているのではない。食べ物を作っているのだから必要以上の品質は求めない。必要以上の動力をかけない。カボチャの片面が黄色くてもいいのだ。
 と言ってもこの中からカボチャを探し出すのは至難の業。4種類の中から目的のカボチャを探し出すのも難しい。湯呑みサイズの物もある。初めはツルを踏まずに腰まで伸びた草を倒しながら進むが、そのうち面倒になり気にもせずに進むようになる。それでも目的のカボチャを探し出すのは難しい。大概は踏むか、蹴飛ばすか、つまずいて見つかる場合が多い。蛇も出るし。来年はもう少し考えるか・・・。

自家採取

2008年08月04日 21時29分34秒 | Weblog
 キュウリ、トマトの種を取る。種を取るにはまず果実を熟さなければいけないので決めた果実を収穫せずに残しておく。トマトは完熟で収穫するので少し長く置いておけばいいのだが、キュウリやズッキーニなど未熟果で収穫するものは長期に渡り置いておくことになる。種を取るには初期段階の果実の方が良いので種子取り用の樹は果実を充実させるためにあまり実を付けない。ズッキーニの種子取り用はほとんど実を結ばなくなる。充実させるために一ヶ月も置いておかなければならないのだ。
 そうして熟した果実を収穫し、さらに部屋で追熟させたりする。種を取り出し袋へ入れ1,2日醗酵、ゴミを取り出しながら未熟種子の選別、天日乾燥し日陰で4,5日完全に乾燥したら冷蔵保存、翌年の種になる。発芽率は市販よりも悪い。
 まだ果菜は楽な方。本当は全てが自家採取できればいいのだが手間が掛かるうえ発芽が安定しなければかなりの減収になる。時間と経験が必要。

 写真はキュウリの種すでに芽が息吹いているものも。

テレビ

2008年08月03日 21時25分44秒 | Weblog
 テレビのない生活をはじめて1年半で思うこと。はじめは多くの人に懸念された。母親には「情報を知って視野が広がる」と言われた。しかし、実際は逆で情報を受け入れないことで視野、世界が広がったのだ。
 テレビでは多くが大げさに表現され、また虚偽が多い。テレビの情報が真実なら世の中は幸せだ。そんな夢心地にしてくれるのがテレビだと私は思う。例えば洗剤の宣伝で「真っ白に!」なんて言っているが多くの人は心の奥底で「ホントかよ」なんて思っている人は多いのではないだろうか。これがホントに真っ白になるなら恐ろしい洗剤だと私は思う。また、環境に優しい洗剤の宣伝も今では多いのだろうか。これは真っ赤なウソだということ、大企業のセンデンに惑わされてはいけない。もし、ヤシの実オイルが使用されているなら、その過程を知らなければいけない。その洗剤が100パーセント生分解されたとしてもヤシが栽培されている現地では環境破壊と貧困問題が起こされていることをどれだけの人が知っているだろうか。まず疑わなければいけないのは値段。高ければ良い物という訳ではないが安いものにはまずまともな物はないということ。大企業の目的は利益、誠実さはまずない。
 テレビと言う大情報源を断つことで、自然という大きな世界に身をゆだね初めて“当たり前な価値観”が培われるように思える。テレビは『与えられる情報』、新聞や本によって得る情報は『求める情報』全く違う。
 テレビによって与えられる虚偽の情報で頭が一杯になると間違った価値観になる真実を知るセンスが今の時代必要だと思う。

農家の干物

2008年08月02日 21時15分33秒 | Weblog
 ドライトマト用の品種「ボルゲーゼ」。イタリアからの直輸入種子。レッドテェリー同様生では美味しくないトマト。イタリアはほとんどが加工用なので日本の生食用トマトに勝る品種はない。ということでイタリア人がドライによくするという品種「ボルゲーゼ」を天日干でドライにしてみる。だが家は南向きではないので日当たりの加減で二度カビを生やし失敗。三度目の正直である。日を追って朝と昼で場所を移動。何とか今のところは順調に行っている。上手くいくと商品化する予定。来年になるかな。有機栽培イタリア種子の国産ドライトマトもうしばしお待ちを。