AI (ええ愛・Atelier Ichien)

ここは、『AI(ええ愛)』のある人たちの自由な空間です。一つ一つの記事に『AI(ええ愛)』が込もっているものばかりです。

vol.3684 分かち合っても減るもんじゃない 魂が震える話より 写真はCさんからいただいたプレゼン...

2018年06月19日 | 
おはようございます。


けいです。


大阪の皆様、心配です。


僕に何かできる事がありましたら、言ってください。


さて、今日は「分かち合っても減るもんじゃない」というお話です。


何かを分け与えるとき、ほとんどの人が「減ってしまうのではないか」と考えて、分け与えることが出来ません。


でも実際は、分け与えるほどに増えていくのではないかと思います。


ブッダはこう言いました。


「一本のろうそくから何千本ものろうそくに火を灯すことができるが、


もとのろうそくの寿命が短くなることはない。


幸福も、分かち合ったからといって減ることはない」


例えば、お腹が空いている二人の兄弟の前に、パンが一つあったとします。


もし、お腹を空かせた弟から力ずくで奪い、一人で食べてしまったなら・・・


弟は悲しみ、兄もきっと罪悪感で苦しくなると思います。


分け合い、二人で食べたほうが二人とも幸せで、その方が美味しく感じます。


いつかこの恩を返そうと、弟は兄に、兄は弟に、ご馳走する日が来るかもしれません。


分け合った方が増えるのです。


僕の知り合いの居酒屋さんで、こんな話があります。


そのお店で働いていたA君というスタッフが独立することになりました。


オーナーさんは、よく働いてくれたA君には感謝しているので、自分のお店に来ているお客さんにも沢山宣伝しました。


お陰でA君のお店は徐々に軌道に乗り、繁盛していったのですが、そのオーナーのお店もお客さんが減るどころか繁盛していったのです。


不思議ですよね。


横浜の中華街は、今でこそ観光客でにぎわっていますが、元々は一軒の中華料理屋がはじまりだったそうです。


その中華料理屋がそこそこ繁盛してきたときに、その友人が相談に来ました。


「おれも中華料理屋やろうかな」


そしたら、元々やっていたお店の人はこう言いました。


「それなら、うちの隣でやりなYo」


普通だったら、隣にお店を出されたらマズイと思いますよね・・・


でも、この人は、隣にあった方が、調味料が足りなくなったら貸し借りできるし、どちらかが満席だったら隣のお店に案内できると考えたんですね♪


そうして、一人、また一人と増えていき、今の中華街になったといいます。


一人勝ちをしようと思うと、最初はいいかもしれませんが、長くは続かないでしょう。


敵をつくってしまうからです。


無敵は最強です。


無敵とは、敵がいないことです。


敵をつくって戦っていたのでは、いつか敗れる日がきます。


自分が困っている時でさえ、他の困っている人のことを想える人がいる一方、


自分は足りていてもなお、奪おうとする人もいる。


「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる」とは、詩人“相田みつを”さんのことばです。


以下は、有名な天国と地獄の「1メートルの長い箸でうどんを食べる」お話です。


地獄にも天国にも、部屋の真ん中に大きな釜があり、おいしいうどんが煮えているそうです。


ただし、その食べ方のルールは決まっていて、1メートルの長い箸で、しかもその端を持って食べなければならないのです。


つまり、釜の大きさも、釜を囲んでいる人数も一緒で、そこにいる人の心だけが違っていると・・・


心が違うとどうなるか?


地獄では、自分でうどんを掴み取り、自分の口に持って行こうとするが、1メートルの箸なので届かない!


反対側からは、こいつに食われてたまるかと奪い合う。


結果的にうどんが飛び散ってしまい、だれもうどんを口に出来ない。


極楽では、みんなで分け合えるように、自分が箸で掴んだうどんを、反対側の人に食べさせてあげる。


今度はあなたがどうぞと、自分が食べさせてもらう。


そうして全ての人がニコニコしながらうどんを食べる。


まさに、


「うばい合えば 足らぬ わけ合えば あまる」


この世の中でも、この天国と地獄は同じことが言えます。


奪い合っている人の心は、いつも不満を抱えているでしょう。


分け合っている人の心は、いつも幸福感を感じることでしょう。


マザー・テレサは言いました。


___


与えることを学ばねばなりません。


でも、与えることを義務として考えるのではなく、与えたいという願いとすることが大切です。


一緒に働いている人たちにいつも言っていること。


「余った物、残り物は要りません。


私たちが仕えている貧しい人たちは、あなた方からの憐れみも、見下すような態度も必要としていないのです。


彼らが必要としているのは、あなた方の愛と親切なのです」。


___


与えるものは人それぞれ。


お金を与える人もいれば、モノを与える人も、知識や知恵を与える人も、さまざま。


でも、間違っちゃいけないのは、与えてやる、くれてやる、教えてやる、といった心持ちでは意味をなさないのです。


どんなに苦しくても、与える人でありたい。


どんなに忙しくても、与えることが出来る人になりたい。


何のために本を読むか?


何のために学ぶのか?


何のために仕事をするのか?


それはきっと、誰かを喜ばせるため。


自分のためだったら、僕は本も読まないし、学びもしない。


家族がいたり、社員さんがいたり、お客さんがいたり、これを読んでくれているあなたがいたり、そうして支えてくれている人に、少しでもお役に立ちたい。

偽善でもなんでもいい。


無いものは与えられません。


与えると言うとおこがましい気がしますので、「お裾分け」できるよう、僕自身これからも学び続けていきますっ!


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