東京出版発行の大学受験用数学雑誌「大学への数学」が出版され始めて、50有余年。私が受験生であったころ、友人の一人がその存在を教えてくれた。
教科の先生にお聞きすると、かなりマニアックで相当難しいとのこと。試しに近在の本やに行くと、在庫はなく、その場で注文取り寄せを依頼した。学校帰りにいつも立ち寄るその本屋さんは地域のNo.1店であった。
一週間後に手にした大数(「大数への数学」の愛称)は、以来、私の愛読書となった。
当時、増刊号は「新日々の演習」「解法の探求Ⅰ」「新作問題Ⅰ」当たりであった。
ハイレベルな解答、解説に圧倒された記憶はつい昨日のことのようだ。
私が大数を定期購入し始めた翌月以降、その書店の書架には、大数が二冊並ぶようになった。私以外の誰が買うのか気にしていたが、確実に二冊は毎月売れていた。
ある時意を決して、店主にどなたが買われているか尋ねると、私が通学している高校の数学科の先生だと教えていただいた。
今なら、個人情報保護により、教えていただくことは出来まい。
故郷に帰り、時たまその書店に立ち寄ると、今も大数は書架に並んでいる。
教科の先生にお聞きすると、かなりマニアックで相当難しいとのこと。試しに近在の本やに行くと、在庫はなく、その場で注文取り寄せを依頼した。学校帰りにいつも立ち寄るその本屋さんは地域のNo.1店であった。
一週間後に手にした大数(「大数への数学」の愛称)は、以来、私の愛読書となった。
当時、増刊号は「新日々の演習」「解法の探求Ⅰ」「新作問題Ⅰ」当たりであった。
ハイレベルな解答、解説に圧倒された記憶はつい昨日のことのようだ。
私が大数を定期購入し始めた翌月以降、その書店の書架には、大数が二冊並ぶようになった。私以外の誰が買うのか気にしていたが、確実に二冊は毎月売れていた。
ある時意を決して、店主にどなたが買われているか尋ねると、私が通学している高校の数学科の先生だと教えていただいた。
今なら、個人情報保護により、教えていただくことは出来まい。
故郷に帰り、時たまその書店に立ち寄ると、今も大数は書架に並んでいる。