国立大学協会は12日、2025年からの国立大入試で、1次試験に当たる大学入学共通テストで課す教科に「情報」を追加するかどうかを、来年1月に決めると明らかにした。追加されれば、1次試験の必修が「6教科8科目」に増える。
来年4月に高校で実施される新学習指導要領で、プログラミングなどを含む「情報I」が必修となる。これを受け、来年の高1が大学入試を受ける25年の共通テストから、新教科として情報が追加される。
国大協は、情報の扱いについて11月中に決めるとしていた。決定がずれ込んだ理由について、永田恭介会長は「(浪人生と現役生の)差をどう埋めるかについて、大学入試センターからいまだに回答がない」と説明した。
時事通信社