小島教育研究所

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数研 数学講座シリーズ 大学教養 微分積分 線形代数 (各2750円)加藤 文元著

2019-12-04 | 高等教育機関
「大学での数学」を数研出版が発売。大学教育の一般化(大衆化)の流れからすると当然の帰結ではある。
この流れからすると、大学数学でも赤チャート、青チャート、黄チャート、白チャートが出版されるのも時間の問題。
専門課程の数学科目はもう少し先に?ただ発行部数の関係で、当面は発売されない。
集合、位相、複素解析、関数解析、フーリエ解析などが揃うのは50年先か。



内容紹介(以下、数研の記載より)

大学1年生が“微分積分"の半期,もしくは通年の講義で使用する教科書です。
高校数学の教材でトップシェアを誇る数研出版が,これまでに得た知見をもとに「高校数学から見上げた先にある大学数学」という視点で大学初年級の教材をとらえなおし,高校と大学の数学を円滑に接続する新たな“大学の教科書"を高校数学の著者とともに提案します。

新しい教科書を実現すべく,いくつかの具体的な工夫がなされています。

■事項の解説,計算の式変形,証明は,端折らず記述しています。これにより,自力で一通り読み進め理解につなげる自己完結性を高めています。
■原則として掲載したすべての定理に証明をつけています。基礎を丁寧に説明し,詳細・正確さから逃避しない,という基本方針を貫いています。
■計算の仕方の解説が丁寧であることは言うまでもありませんが,定理も学ぶことを重視しています。定理によって数学を学ぶという姿勢は昨今の教科書にはみられない配慮で,これは数学を必要とするエンジニアの要求にも応えられるものです。

証明と具体的な計算に関わる一例:ロピタルの定理,部分分数分解,全微分


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