災害列島に生まれて。イザヤベンダサン著、日本人とユダヤ人を思い出す。

その昔、かれこれ50年前のベストセラー。
著者は、後に山本書店社長の山本七平氏である事が明らかにされた。山本氏が述べている中で印象的だったのは、日本人は水と安全はタダだと思っているが、ユダヤ人は水も安全もカネで買うものと思っている。自然環境と国情の違いが如実に表れている。今では、コンビニ、スーパーで水、メネラルウォーターは有料で売られており、安全に対しても、各種セキュリティ会社が有料で防犯に努めている。日本も様変わりしたが、此度の西日本豪雨に見られるように、安全、防災に対する日頃からの注意に関しては、まだまだである。

さて、著者の名前に関して、狐狸庵雲谷斎こと遠藤周作氏が、イザヤベンダサンは、イザヤ便出さんであると主張。さすがに、コリャアウンコクサイだけはある。